石原さとみ

魔性の女2

前回の記事で、石原さとみちゃんは魔性の女であると書きました。今回は、そのことについて詳しく書きたいと思います。

私がさとみちゃんのことを知ったのは、約10年前、ホリプロスカウトキャラバンのグランプリを獲得したという芸能ニュースを見たのが最初だと思います。そのときは、可愛い娘だなぐらいの認識でそれ以上興味を持ちませんでした。

次に、さとみちゃんに興味を持ったのは、TVドラマ「Ns’あおい」、「花嫁とパパ」でした。ただ、その時ももドラマが終わるとすぐ忘れてしまう程度の浅い興味でした。

この様に私にとってさとみちゃんは、ちょっと気になる女優さんではあったものの、積極的に情報を収集したり、出演番組をすべてチェックする程の存在ではありませんでした。

そんな私がさとみちゃんに、どはまりしたドラマ、それが「リッチマン、プアウーマン」でした。

フジテレビの月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」が放送される、ヒロインに石原さとみという芸能ニュースを見て、「あ、石原さとみ出るんだ、ちょっと見てみよう」と思ったのが、転落のはじまり。(^_^;)

そういうことで、第1話を軽い気持ちで見始めました。さとみちゃん演じるヒロイン澤木千尋(後に夏井真琴)は、内定の決まらない就活中の大学生で、若干29歳で資産250億円のIT会社社長の日向徹(小栗旬)と初対面の会社説明会でいきなりぶつかります。

千尋が東大生なのに内定の決まっていないことを聞き、思いつきで内定のない人は帰ってくださいと言う日向、ショックを受ける千尋にさらに追い打ちをかけるように「日本の教育の失敗例」だの、「学歴は能力と比例しないと証明してくれてありがとう」だのとさんざん嫌み(本人自覚なし)を言う日向に、千尋は「他の企業から選ばれなかったからと行って、あなたの会社に必要のない人間かと言えばそうじゃない、一人一人をちゃんと見てください。」と反発する。それまで、他の会社の面接では、うじうじしていた千尋が、初めて自分の意見を主張した瞬間でした。日向もその反骨心はいい言っていましたが、もともと、芯の強い勝ち気な女性が私の好みということもあって、この辺から徐々に面白くなってきました。

ちなみに会社説明会での日向徹のスピーチが、内容はたいしたことはないんですが、妙に説得力を持っていてかっこうよかったのは、小栗旬という役者の持つ魅力によるもので、彼意外のだれかがやっても様にならなかっただろうと思います。

第1話のお気に入りシーンは、上記の会社説明会の他に、千尋が日向に連れられて、高級ブランド店で服を買ってもらうプリティーウーマン風シーンと、その後の華麗な変身を遂げるシーン、そして、総務省との昼食会で、経産省の官僚の名前を忘れた日向に名前を教えた後、日向との距離が近いのに気付き、ハットするところ(これは、日向の回想の中で見られたシーン)です。

そして、最後の最後で、副社長の朝比奈恒介(井浦新)の「君は澤木千尋じゃない」で、えーっ!ラブストーリーじゃなかったのか?と謎の展開に驚きましたが、さとみちゃん目当てに第2話も見ることにしたのでした。

ただ、このときはまだ、それ程のめり込むとは思っていなかったので、第1話は録画していなかったんです。後で激しく後悔しましたが、後の祭り、夕方に再放送がやっていたことも後で知ったので、私のハードディスクレコーダーには第1話だけありません。(T-T)

このため、フジテレビオンデマンドで配信されていると知った時は、早速、購入しました。しかも、購入して8日間しか視聴できないため、期限が切れるたびに再購入、「リッチマン、プアウーマン」はフジテレビオンデマンドの歴代売り上げ1位を記録したそうですが、私は確実に貢献してますよ、フジテレビさん。

話が横道にそれましたが、ドラマの話数が進むにつれて、私のさとみちゃんに対するはまり度はどんどん深まっていき、各話のドラマ放送終了後は録画を何度も繰り返し見るようになりました。そして、土日には、それまでに放送した話を第1話からすべて見返すようになっていったのです。

とうとう、その日がきました。「リッチマン、プアウーマン」の最終回。二人はお互いの気持ちを確かめ合い、めでたく恋人同士となってハッピーエンドでドラマは終わりました。放送前は、ああ、終わらないで欲しい、日向徹と夏井真琴をずっと見ていたいと思っていましたが、放送を見て、二人が結ばれて本当によかった、いいドラマだったと心から思いました。

ところが、放送終了後1日たって、私の心の中に、もう、さとみちゃんを毎週TVで見ることができないということに、どうしようもない絶望感と寂寥感が襲ってきました。心が苦しくて、何も手につかず、家に居るときは、ずっと録画したリチプアを繰り替えし見ていました。まさに、廃人一歩手前という状況。好きすぎて辛いという言葉の意味を身をもって知ることになったのです。(あ、仕事にはちゃんと行っていたのでご心配なく。)

そこから一歩も動けない自分、何もやる気にならない自分に、このままでは、だめだ、何とかしてリチプアから離れなければと思いました。そこで、考えた末、要は、さとみちゃん不足から解放されれば、リチプア依存症から解放されるのでは、そう考えた、私は、さとみちゃんの過去の出演作品を片っ端から見ることにしたのでした。(石原さとみ依存症の解決策にはならないけど)

魔性の女3に続く

 

 

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