ドラマ

大河ドラマ義経

相変わらず、さとみん不足の日々が続いていますね…..。_ノ乙(、ン、)_
この書き出し方、3回目です(^_^;

しかし、今週から来週にかけて、映画「カラスの親指」のblu-rayの発売と、雑誌、「De・View (デ・ビュー) 2013年 07月号」(6/1発売)と「Steady. (ステディ) 2013年 07月号」(6/7発売)の表紙がさとみちゃんということで(次号予告より)、たぶん、グラビアやインタビューも載っていると思いますので、少しはさとみん補給できそうな感じです。

そんな中、さとみん不足解消のため購入した大河ドラマ「義経 完全版」DVDを視聴しました。この完全版DVDは、大河ドラマの全話がDVD化されたものですが、さすがに全てを視聴すると、約40時間近くにもなるため、さとみちゃんの出演するところのみじっくり見て、後は早送りで視聴しました。(^_^;

さとみちゃんは、このドラマで義経の愛妾、静御前の役を演じていますが、静の登場する回を順を追って紹介しつつ感想を述べていきたいと思います。

第5回「五条大橋」

さとみちゃんが出てくるのは、この回からです。

冒頭、五条大橋での義経(この時は遮那王、滝沢秀明)と弁慶(松平健)の戦いが、桜の舞う美しい映像とともに描かれます。

数日後、平家の侍達に追われた遮那王が、神社の境内に逃げ込むのですが、そこで、舞の稽古をする白拍子の静(石原さとみ)に出会い、静のとっさの機転で助けられます。

悪者に追われているところを助けられて運命の出会いって、曲がり角でぶつかって、ときめくのと同じくらいラブコメによくあるベタなシチュエーションを、大河ドラマで見られるとは思いませんでした。(^_^;

さとみちゃんは、登場シーンで歌を歌っているのですが、今回は、「てるてる家族」の時と比べてうまく歌えていたと思います。でも今度は台詞回しがたどたどしい感じで、まだ緊張してどう演じていいか分からない様子。(^_^;

遮那王が母の形見の笛を川に落としてしまったというと、静が、自分の笛を貸すというのですが、この笛がのちのちまで、義経と静の絆の象徴になります。

遮那王が、静の凜とした佇まいと美貌に見とれて、見送るシーンは、一緒になって見とれてしまいました。白拍子の衣装の、水干に袴を着たさとみちゃんもいいですね。
(*´∀`*)

この回、さとみちゃんは、あと1回、鞍馬山で、静に借りた笛を吹きながら、静の事を思い出す遮那王の回想の中に出てくるのみでした。

第十五回「兄と弟」

元服し、源九郎義経となり奥州平泉で9年の時を過ごした後、頼朝が挙兵するのを聞いて、兄の元に馳せ参じる義経。しかし、頼朝が義経に与えた役目は、敵陣の見張り役でした。

早朝、物音に驚いた水鳥が一斉に飛び立ち、その騒々しい羽音と水音に、平家の武士達が、すわ源氏の襲来かと大混乱に陥ります。

すかさず源氏方が追い打ちをかけ、平家の武士達は、連れてきていた白拍子達を置き去りに、這々の体で逃げ出します。

義経も平家の武士達を追って出ますが、途中、一人の白拍子の女性が馬にぶつかりそうになり倒れたのを見て、家来に助けるように言います。

平家が敗走し、義経が陣に帰ると、先ほど助けた女性が寝ており、家来の手当を受けていました。家来から足を痛めていると聞かされた義経は心配そうにその女性を見つめますが、その時、女性が気がつき、それが、以前、命を助けられた静であることに気がつきます。

静が馬を避けて倒れる時に悲鳴を上げるのですが、このときの悲鳴がかすれた、ぎゃぁーという感じで、ちょっと張り切りすぎな悲鳴になっています。(^_^;

さとみちゃんの声は、H2の古賀春華といい、この頃ちょっとかすれた感じで、ヒロイン役に気合いが入りすぎて喉を痛めてしまっていたのかなと思いました。

京に帰るという静を義経は引き止めて鎌倉に連れて行き、頼朝から与えられた海辺の古びた屋敷に入ります。

夕暮れ時、義経が静の休んでいる部屋を訪れると、静がちょうど起きたところでした。このときの、乱れた着物の胸元を面映ゆそうに直す静のしぐさが、乙女の恥じらいを感じさせて可愛かったです。

その後の、夕日に照らされた縁側で、静に借りた笛を吹く義経と、それを穏やかに見つめる静のシーンは、叙情的で美しいシーンだと思いました。

数日後、義経の家来の三郎(南原清隆)に支えられて、少し足を引きずりながら歩けるようになった静に、弁慶が、都に帰れるように早く直しなさいと言うと、静は、「はい」と寂しそうに答えて、俯きます。その様子を、黙って見つめる義経の眼差しもどこか寂しそうでした。

第十六回「試練の時」

冒頭、義経と静が、森の中を二人だけで散歩するシーンから始まります。

怪我をしてから1ヶ月、もう少しで杖がなくても歩けるようになる、そうなれば鎌倉を発てると、焦点のあわない虚ろな目でつぶやく静に、義経は、都に帰りたいのかと問いかけます。困ったように俯く静に、義経も、それ以上なにも言えずに歩き始めます。

少し歩いた義経が、静を気遣うように立ち止まり振り向くと、後を歩く静が追いついてきて、義経と目が合うと、はにかむように微笑んでうなづきます。

その様子を、北条政子(財前直見)と侍女の手古奈が木の陰から覗いていて、政子が「おなごの顔じゃ、九郎殿に思われ、九郎殿を慕う、おなごの幸せな顔じゃ」と、うらやましげに、吐き捨てるように言うのですが、北条政子は結構嫉妬深かったらしく、第十五回で、義経と初めて対面するシーンでは、イケメンの義経にちょっと心動かされたみたいな描写があったりして、すっかり義経のことが気になる様子で、なんとなく、静、危うしって思いました

その日、義経の元に、かつて奥州に行く際に手引きをしてくれた、商人の吉次が尋ねてきて、弁慶や三郎達、家来もいっしょに再会を喜びます。

三郎が部屋の外で座って待つ静に気がついて部屋に招き入れると、京のことについて聞いてみてはどうかと促しますが、吉次は、京は無残な事になっていると言って、言葉をにごします。

その頃、京では、平家が福原に都を移したため人がいなくなり、盗賊が跋扈し、人殺しや盗みが横行していました。それを聞いた、平清盛(渡哲也)は、京に都を戻すことを命じます。

一方、鎌倉では、頼朝の妾に嫉妬した政子が、相手の「亀の前」の家に火をつけて騒動になっていました。やっぱり、静、危うし(^_^;まあ、義経と静のことに関しては、相思相愛の二人がうらやましいという気持ちからの嫉妬みたいですが。

義経の館で、亀の前を介抱する義経と静。亀の前はすっかり政子に怯えて、伊豆の親兄弟の元に返りたいと言います。それを聞いて、自分の家族のことを思い出したのか、目を落とし考え込むような表情をする静。

伊豆で、畑を耕したいと言う亀の前の言葉に、義経と静は、あわれむような表情でお互い顔を見合わせます。

夕日が差し込み、紅色にそまる部屋で、笛を吹く義経と静。

曲が終わると、向かい合って座り、亀の前と頼朝、そして政子のことについて話す二人、静は、男と女というのは不思議なものだと言い出します。亀の前が頼朝様を慕う心も微笑ましく思う一方、政子の怒りと悲しみも頼朝様への並々ならぬ思いの深さからであると言う静に、そのような男は好かぬかと問う義経。静は、おなごは所詮、殿御次第で生きるものと、さびしそうに俯いて答えます。

白拍子として、平家の陣に来たが、お前はいらないと言われれば、他に舞どころを求めて流れ歩くこともある、自分の母親もそうやって生きてきたと、悲しみとも諦めとも付かない表情で話す静。

そんな静に、義経は、そのような暮らしと、ここでの暮らしどちらが良いと聞きます。
驚いた様に顔を上げ、目を見開いて義経の顔を見つめる静ですが、さらに、都に帰りたいか、ここに居たいかと問う義経に、困ったように、顔を伏せて黙り込んでしまいます。

その様子に、意を決したように立ち上がって近づいた義経は、「私は、静を都に帰したくない」と、真剣な表情で静に告げます。

その言葉を聞いた静は、目に涙をためて、「私も、側に居たい」と、胸の内に秘めた想いを打ち明けます。

タイミング良く(^_^;ろうそくの炎が消え、暗闇に沈む館の中で、そっと静を抱きしめる義経。「ここにいてくれ」、「はい」。そう言って二人は、さらにしっかりと抱き合います。

この二人の抱擁シーンが、リッチマン、プアウーマンでの徹と真琴のガッツリ、スリスリに比べると、ただくっついてるだけのおとなしい感じで初々しいなあと思いました。ちなみにこの回には、小栗旬くんも梶原景季役で出演していました。

さて、人望のある義経の元に人が集まり始めたのを警戒した政子が、頼朝に義経の扱いに注意するように進言したため、頼朝は、義経を家臣のように扱い、馬を引かせたりするようになります。

その仕打ちに、弁慶達、義経の家来は憤りますが、義経は、自分はまだなにも頼朝の役に立つようなことをしていないから当然だと言ってなだめます。

義経の叱咤に家来達は、自分たちの働きが義経の出世につながると励まし合って歌い始めます。

その様子を館の陰からそっと見ていた静に義経が気付き、お互いに顔を見合わせて頷き合うのでした。

第十七回「弁慶の泣き所」

森の中で剣術の稽古をする義経。稽古を終え館に帰ると、近所の農民が野菜を届けに来ていました。それを静が受け取って奥に運ぼうとすると、弁慶(松平健)が、足はすっかり治ったようだ、京で待つ母の元に一刻も早く帰った方が良いのではと声を掛けます。義経は静の様子を気にするように見て、静の後を追って館の奥に向かいます。

三郎(南原清隆)と次郎(うじきつよし)は弁慶を納屋に連れて行き、義経と静が互いに想い合う心情を察するようにと言いますが、弁慶は、さっぱり理解でき無いと言って怒って出て行ってしまいます。

そのまま、海に行くといきなり溺れてしまう弁慶、千鳥(中島知子)という女に助けられ、気を取り戻した弁慶は、千鳥の裸を見てパニックになって逃げ出してしまいます。弁慶の泣き所は向こう脛では無く、女だったんですね(^_^;

その夜、義経と家来達が集まっての夕食。静は甲斐甲斐しく義経に酒の酌をしたりしています。

なにやら落ち込んでいる様子の弁慶を義経や家来達が心配してどうしたのか聞きますが、言葉をにごす弁慶。そこに、千鳥の父親が、怒鳴り込んできて、娘が弁慶に肌を見られた、無体なことをされた、何とかしろと言って去って行きます。

三郎と次郎は、女の肌を見たのか、それ以上何もしてないのかと弁慶を問い詰めると、弁慶が肌は見たが何もしていないと涙目でいう。

気の毒になった静が、皆に、もうそのくらいにしませんかと言うと、義経も、千鳥とその父親に申し開きすることがあれば、伝えるように言います。

千鳥の元を訪れた弁慶が、自分は女の肌を見たことがないので狼狽して逃げてしまったと必死で弁明するのを見て千鳥が、自分を女として見てくれたのかとうれしそうに笑います。

数日後、千鳥の元に足繁く通う弁慶がいました。いつのまにかできちゃった様です。(^_^;

しばらくして、義経は政子に呼び出され、頼朝が義経に嫁を取らせようと思っている様だと告げられ、義経は、しばらく考えさせて欲しいと言いいます。

義経から話を聞いた弁慶と喜三太(伊藤敦史)が、他の郎党達と納屋でそのことを話あっていると、偶然通りかかった静がその話を聞いてしまう。

夕暮れ時の浜辺に一人しゃがみ込み、思い詰めたような表情で海を見つめる静。おもむろに立ち上がると、想いを封じ込めるように胸に手を当て、波音の響く中、白拍子の歌を口ずさみます。

夜、夕飯時、館の縁側に座り、思い詰めた様子で月を眺める義経と、その様子を心配そうに見守る郎党達。そこに静が来て義経の脇に座ると、そろそろ京に戻ろうかと思いますと告げます。

驚いた様に静の顔を見つめる義経に対し、頼朝から義経に婚儀の話があるとのこと、そのような時に私がこちらに居ては、何かと障りがある、あなた様の為でございますと告げる静。その決然としたようすに何も言えなくなってしまう義経。

月の光が照らす縁側で、並んで笛を奏でる義経と静。その音色はどこか、もの悲しく館を包んでいました。その様子を辛そうに陰から見詰める弁慶。

数日後、また、千鳥の父親が怒鳴り込んできて、弁慶が娘とはもう会わないと言ったというがどういうことだと言います。

義経が弁慶を問いただすと、弁慶は、義経と静が離れ離れになるのに、自分だけ千鳥といっしょに居るわけにはいかないと言う。

義経は、そんな不誠実な家来はいらないと弁慶をたしなめます。静も、千鳥に私が去った後、義経主従の世話を頼みたいと言います。

数日後の夜、一人の女が義経の館を訪ねてきて、かくまって欲しいと言います。その女は、政子の侍女の手古奈でした。政子が私と頼朝との仲を疑っており、亀の前と同じような目にあうのでは無いかと思い、出奔してきたというのです。

京に戻りたいという手古奈に義経は、ならば、静を一緒に連れていって欲しいと頼みます。

翌日、手古奈と静が京へ向かって出発する様子を、崖の上から見送る義経達。弁慶が声を掛けると静が振り返り、手を振る義経に気付いて頭を下げ、また、京へと歩み始めます。

それにしても、この時代の治安は、女二人だけで旅をして大丈夫だったんでしょうか、そこがちょっと気になりました。

大河ドラマ「義経 完全版」感想2に続く。

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