ドキュメンタリー

BS日テレ「石原さとみ 私の愛するニューヨーク My Favorite New York」感想

BS日テレ「石原さとみ 私の愛するニューヨーク My Favorite New York」感想

さとみちゃんが出演していた番組、「石原さとみ 私の愛するニューヨーク」を視聴しました。いやあ、さとみちゃんがたっぷり堪能できた良い番組でした。(*´∀`)

ホームページの情報から番組の内容的にはニューヨークで活躍する日本人が主役でさとみちゃんは案内役だと思っていたので、さとみちゃん的には見所は少ないのかなと危惧していましたが、ふたを開けてみればさとみちゃんが食べて笑って楽しんでいる所を眺める番組でした。(^_^;いい意味で私の予想を裏切ってくれました。

なんというか、「石原さとみのニューヨーク紀行」とでも題した方がしっくりくるようなそんな番組でしたね。

番組が始まって冒頭のマンハッタンの通りを行き交う人々の流れは、スペシャルドラマ「リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク」を彷彿とさせました。

デザートレストラン「チカリシャス」シェフ:チカ・ティルマンさん

最初にさとみちゃんが訪れたのは、アーティストが集まる流行発信地East Village(イーストヴィレッジ)にある日本人がシェフが勤めるデザートレストラン「チカリシャス」(シェフのチカ・ティルマンさんの名前とデリシャスをくっつけたもの?)。

日ごとに変わるさとみちゃんのファッションもこの番組の楽しみの一つなのですが、この時は青いサテン地のトップスに全面にユニコーンの絵がプリントされたスカートでした。

デザートだけのフルコースって想像するだけで甘そうで、甘いものが苦手な自分が食べたら途中で絶対ギブアップしそうな気がしましたが、ちゃんと素材の風味を生かして甘すぎないように工夫がされているようでさとみちゃんもそのおいしさに感動していましね。

そして、シェフのチカさんのニューヨークで最も愛する場所であるユニオンスクエアに翌日一緒に行ってみることに。

この時の白地のシャツに柄物のパンツ姿で髪を後ろで束ねて赤いバンダナを巻いているさとみちゃんが可愛かったですね。顔の輪郭を出して可愛さが増すさとみちゃんは本当に整った顔立ちをしていると思います

ユニオンスクエアで開かれるグリーンマーケットに来たチカさんとさとみちゃん。さとみちゃんは大きなパプリカを見て「こんな大きいの知らない」と驚いていました。

ゴスペルの伴奏と歌の先生:中村豊さん

次に訪れたのはグレースユナイテッドメソディスト教会で、ゴスペルの伴奏と歌の先生をしている日本人の中村豊さんのところでした。

この時のさとみちゃんはベージュのワンピース姿で、リチプア最終回のブラジルから帰ってきた真琴の様な髪型でした。

オルガンを初めて見たらしいさとみちゃんは音量を調整するドローバーに感心していましたね。自分もそんなものがあることを初めて知りました。

教会のミサではサプライズでさとみちゃんの大好きな曲「Oh Happy Day」をみんなが歌ってくれて、さとみちゃんも驚きながらも「みんなが立ち上がって、めっちゃのりのりなのが、もう、最高ですね。」と喜んでいました。

別の日に中村さんの案内でやってきたレキシントン・キャンディ・ショップでは、出てきたミルクシェイクに「溶けたアイスクリーム」と、視聴者がすぐに想像できるようリポートをしてくれていました。(^_^;

ゴシップガールのロケ地:メトロポリタン美術館&ニューヨーク市博物館

その後、さとみちゃんが一人で向かったのはメトロポリタン美術館。といっても美術品の鑑賞が目的ではなく入り口には向かわずに目の前の階段に座り込んでしまいます。

「ここぉ、ここに座りたかったの」と、はしゃぐさとみちゃん。実はさとみちゃんの大好きなドラマ「ゴシップガール」のロケ地なのだそうです。

「この階段に座って、セレナとブレアが、いっつもこのカフェラテを飲んでいる」とか、「ここでケンカしたり途中でブレアが帰っちゃったり」と嬉しそうにゴシップガールのことを話すさとみちゃん。しまいには「(ゴシップガールの主人公たちと)同じ格好してくれば良かった、衣装持ってくれば良かった」と言っていて、持ってるの!?と思いましたが、それ程好きなんですね。殆どアイドルファンとノリが一緒なのが面白かったです。

さらに、次の目的地に向かいながらディレクターさんにゴシップガールについて熱弁するさとみちゃん。たどり着いたニューヨーク市博物館ではゴシップガールに出てくる学校が、実はこの博物館だったことを初めて知って驚いていました。

その後、テンションMAXで、「うれしい」と叫びながら階段を駆け上がり、ドラマに出てくるパラソルの有る中庭のような場所で、「ここでね、学校のみんながお茶してるんですよ、携帯見ながらゴシップを見てるんです」と嬉しそうに語るさとみちゃんでしたが、「へー」と生返事を返すディレクターさんに、「全然わかってないじゃん!」とちょっと切れてたのがおかしかったです。

このゴシップガールのロケ地探訪のくだりは、、”自分が全く興味のない、彼女の趣味に付き合う彼氏”的シチュエーションが味わえて良かったです。ディレクターさんグッジョブでした。

セントラルパーク

1日のロケが終わり、セントラルパークで、芝生に座ってビルの間に沈む夕日を眺めるさとみちゃん。

「みんながセカセカ働いているイメージだけど、こうやってゆっくり深呼吸できる場所があるっていうのは、すごくなんか生活しやすいかもなと思ってしまう。住みたいなと思ってしまう。」とニューヨークへの想いを口にしていました。

建築物の修復師:前川宗人さん

次にさとみちゃんは教会などの建築物の修復師である前川宗人さんのところを訪れますが、この時のさとみちゃんの服装はユニオンスクエアに行った時と同じ服装であることから、同じ日のロケであったと思われます。

前川さんの作業場で実際に使われるパーツの修復を体験させてもらうことになったさとみちゃん。電動の彫刻刀の振動と吹き出す風に「キャー、キャー」言いながら、おっかなビックリでしたがちゃんと石を削ることが出来ていました。この時の「いきます! やーぁぁ」と言いながら石を削っていくさとみちゃんの声と表情と仕草が全部可愛いかったです。

作業を終えたさとみちゃんは彫刻刀の振動で全身痺れてしまい、「大変な仕事ですね」と前川さんの仕事の大変さにあらためて感心していました。

そして、前川さんとその家族(奥さんと息子さん)とキャンプに行くことになり、途中訪れたスーパーで大きな肉とタマネギにまたまた驚いていました。さすがアメリカ、何でも大きいみたいです。

キャンプ場のビーバー・ポンド・キャンプグランドでは人生初のテント作りに挑戦するさとみちゃん。その後は息子さんとフリスビーで遊んだり、バーベキューの下ごしらえを手伝ったりしていました。

バーベキューではパクチー好きのさとみちゃんの為に前川さんが用意してくれていたパクチーと一緒にお肉をほおばり、焼きたてのトウモロコシを美味しそうに食べていました。

静かな林の中のキャンプ場で、マンハッタンから車で1時間の場所にこんなに自然があり家族といつでもこの場所に来られることにさとみちゃんが前川さんの息子さんに、「あなたは幸せ者なのよ」とすっかりお姉さんモードで真剣に訴えていたのが微笑ましかったです。

鳥人ラーメン(TOTTO Ramen):中家さん&マックスオーリー

次に、日本人店長のラーメン店の鳥人ラーメン(TOTTO Ramen)が紹介されたのですが、残念ながらさとみちゃんは訪れることが出来なかったようです。

でも、店長の中家さんが寿司屋やしゃぶしゃぶ屋がアメリカ風になる中、敢えて日本のラーメンにこだわっていて、店員さんもみんな日本語でしゃべっていたのが印象的でした。

その中家さんが、「ここのビールがニューヨークで一番うまい」と断言したというマックスオーリーというパブをさとみちゃんが一人で訪れていました。

開店以来160年の歴史を誇るマックスオーリーではドリンクのメニューがダークとライトの2種類のビールしかないとのことで、さとみちゃんは最初にダークを頼んだのですが、なぜかジョッキが2個運ばれてきてビックリしていました。

実はこの店は理由はわからないそうですが昔からビールを2杯ワンセットで出していたのだそうです。飲みやすいビールらしくさとみちゃんも「(一度に)2杯くる理由がわかる気がする、すぐ1杯いっちゃうもん」とすっかり気に入った様子でした。

写真家:松井みさきさん

次に訪れたのは、ニューヨークで活躍する写真家の女性、松井みさきさん。毎日ご自身のブログ(http://www.misakimatsui.com/blog.php)に1枚の写真を掲載しているそうです。

松井さんの愛するニューヨークの場所は、ブルックリンの南端にあるコニーアイランドという所でした。ここでさとみちゃんは松井さんに教わりながら初めて一眼レフのカメラで写真撮影をすることなったのですが、さとみちゃんは通りで踊る人の足や、肩車される子供を下から写すなど独創的な写真を撮っていきます。(^_^;

そして遊園地の中に入ると、今度は絶叫マシンに乗る人を撮ろうとしますがうまくいかず、フレームの端っこにちょっと写っていたり、小さすぎたりと何だか微妙な写真ばかりに成ってしまいます。

そうこうしているうちに絶叫マシンが大好きなさとみちゃんは乗り物に乗りたくなったらしく、松井さんを誘っていっしょに乗ろうとするのですが、拒否されて一人で乗ることに。

この時さとみちゃんが乗った絶叫マシンは、スキーの2人乗り用ゴンドラの様な形の乗り物が吊り上げられて回転するというものでしたが、吊り上げられる最中から、「高い、高い」と絶叫していました。

乗り終わった後で松井さんに「これね、乗らない方が良かった、ビックリするぐらい怖かったよ」と訴えていましたが、それでも笑顔でいられるのが凄いと思いました。

そして、さとみちゃんが今日撮った写真の中からベストショットを1枚選ぶということになり、さとみちゃんが悩んだ末に選んだのはボードウォーク(海岸の木製の遊歩道)の雑踏の中から取った一枚。人々の頭上をカモメが飛び交い、遠くに夕日に照らされた雲と、そびえ立つ鉄塔が見えるという写真でした。

さとみちゃん曰く、多国籍の人たちがいっぱい居て、夕日が澄んでいてキレイで、タワーが象徴的に写っている、「私がニューヨークに抱くイメージが写っている」とのことでした。

石原さとみのハーレム探訪

次にさとみちゃんが訪れたのはハーレムでした。私にとって”ハーレム”は、映画とかのイメージしかなくて、勝手に凄く怖い所と思ってしまっていましたが、さとみちゃんも同じような感覚を抱いていたようです。

そのハーレムで見付けたお店に入ってみると、そこには氷り付けにされたたくさんの魚の頭がこちらに向かって突きだしているという、ちょっと不気味な光景が広がっていて、さとみちゃんも「夢に出てきそう」とちょっと気味悪そうでした。

また、通りがかった床屋の窓に貼ってある男の子のヘアスタイルの見本を見て、「可愛いいんだけど」と近寄ってみたものの、「逆に、その差は何」とみんな同じように見えるヘアスタイルに突っ込んでいたのが面白かったです。

他にも店の正面で堂々と女性用の下着を展示して売っているところや、カラフルな飾り付けと細かい細工を施した、ちょっと体に悪そうなケーキがあったりと、さとみちゃんもビックリしていました。

そして、今回の目的地であるアポロシアターに着いたのですが、ここで衝撃的な事実がわかります。実はアポロシアターは建物を写すだけで100万円かかるのだそうで、さとみちゃんも唖然としていました。

予算の都合上、アポロシアターの撮影は諦めて、さとみちゃんの声のみで案内されることになりましたが、自分撮りしたさとみちゃんの顔がアップで見られましたのでファンとしてはかえって良かったです。

ブロードウェイで活躍するコメディアン:小池良介さん

そして、次にさとみちゃんが訪れたのが大人の社交場ブロードウェイにある、「ブロードウェイ・コメディ・クラブ」でした。

そこで人気の日本人コメディアンである小池良介さんのステージを鑑賞するさとみちゃん。途中ステージ上に上がるように言われてネタにされたりしていました。

この小池さん、どこかで見たことあるなあと思っていたら、さとみちゃん主演のドラマ、「霊能力者 小田霧響子の嘘」の第3話でストーカー役をしていた戸次 重幸さんにそっくりでした。しかもストーカーの時の(失礼)。(^_^;

さて、話を元に戻します。ステージ終了後、さとみちゃんに対し小池さんが、日本人にアメリカンジョークが誤解されていると言いだし、日本人の抱くアメリカンジョークのイメージはデーブ・スペクターさん的なもので、(先ほど見たものは)全然クオリティーが違うでしょ見たいなことを言うのですが。さとみちゃんも笑いながら思わず同意してしまい、慌ててフォローしていたのがおかしかったです。

この後、小池さんとその奥さんとともにユニオンスクエアにあるミロンガというアルゼンチンタンゴを踊る人々の集いに行く事になります。

聖堂の様な建物で皆が踊る様子を見て、その密着度の凄さにさとみちゃんは、「初めての人じゃなかなか恥ずかしい」というのですが、小池さんから殆どの人が初めての人同士と聞いて目を丸くして驚いていました。

さらに、小池さん夫婦がミロンガを踊る様子を見て、「日本人の私にはこんなぁ」と恥ずかしそうにしていたさとみちゃんでしたが、小池さんに教わってミロンガを踊ることになり、まずは練習ということで外の広場で踊ることになります。

アルゼンチンタンゴを踊る人たちを見ていると、とにかく足さばき、ステップが凄いという印象でしたが、小池さんによると実際は上半身が大事とのことで、さとみちゃんも半信半疑ながら小池さんの言うとおりにすることに。

練習中さとみちゃんは小池さんに操られて笑顔で「キャーキャー」いいながらくるくる回転していました。結構楽しかったようです。このアルゼンチンタンゴの上半身をうまく操ることで足が勝手に動くというところは、柔道の崩しに通じるなあと思いました。

そして屋内に戻り、小池さんと実際にアルゼンチンタンゴを踊るのですが、やはりかなりの密着度なのでファンとしては少し複雑な気分ではありました。

しかし、小池さんにリードされてさとみちゃんの踊りが徐々に上達していき、軽やかにステップを踏むように成っていく姿を見ていて、舞台「ピグマリオン」の舞踏会でも踊ったりするシーンがあるかも知れないし、これはさとみちゃんにとっていい経験になったのではないかと思いました。さとみちゃんも楽しそうでしたしね。

想い出のブルックリンブリッジ

最後に、ニューヨークでさとみちゃんが一番愛する場所である、ブルックリンブリッジにやってきます。さとみちゃんは3年前に、ここで初日の出を見てアメリカの国旗とブルックリンブリッジと朝日が下から昇ってくる感じが凄いロマンチックで好きになったそうです。

さとみちゃんは、「ニューヨークに来たいって思っている人って、たぶん何か、実力を試したいとか、何が自分にできるかを見つけたいとか、挑戦したいとか、一流の人に触れたいとか、目的を持って欲を持って来てるからそのエネルギーが凄い集結している感じがして、パワーをものすごく感じるところだなと、何回来てもそう思う。だから住みたい」と憧れのニューヨークの魅力を語っていました。

自分はまだニューヨークに行ったことは無いけれど、さとみちゃんは元より、この番組に出ていたニューヨークに住む日本人の方々の言葉から、本当に魅力的な街なんだな、行ってみたいなと思うようになりました。

写真:© / 123RF 写真素材

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