さとみちゃん主演のTBSスペシャルドラマ「恋」の放送日が、平成13年12月16日(月)に決定しました。
時間帯はまだわかりませんが、おそらく、月曜ゴールデンの枠(9:00~11:00)でしょう。
待ちきれなくて、少しでも雰囲気を掴もうと、小池真理子さんの原作小説を読んでみたのですが、以前の記事で書いた「立ち読み」からうけた印象とは違って、思っていたよりも官能的な話ではありませんでした。
(以下、若干ネタバレがあるので注意。)
さとみちゃんの演じる矢野布美子と、井浦新さんの演じる片瀬信太郎との情事は、物語中2回しかなく、矢野布美子が片瀬晋太郎との愛に溺れていくという風でもない。
田中麗奈さんの演じる片瀬晋太郎の妻、雛子との三角関係も決してどろどろしているのではなく、逆に開けっぴろげで開放的です。雛子の奔放的で自由な男性関係を晋太郎は全て受け止め、許容しています、だからといって、かわりに布美子の体を求めるということもなく、雛子を愛し続けている。
布美子は最初、そんな片瀬夫妻に戸惑っているのですが、次第に、この二人の危うくて甘美な世界に魅せられていきます。
Youtubeにアップされていた公式PR動画(現在は公開が終了してしまったようです。)で、さとみちゃんが泣きながら、「私は二人を裏切ったの」と叫ぶシーンがありますが、あのちょっと前に1回目の片瀬信太郎との情事があります。
この時、さとみちゃんが、手に持っていた木の枝は、物語のラストに関わってくる重要なアイテムだったんですね。
小説「恋」は、登場人物達の心情がとても複雑で、正直言って私には良く理解できませんでしたが、ラストはちょっと、じんわりとくる、そんな物語でした。
ただ、ドラマではちょっと結末にアレンジが加えられているとのことなので、果たしてどのように描かれるのか、1ヶ月半後がとても楽しみです。