ディア・シスター

ピンクのシュワシュワ一本お願いします❤ 木曜劇場「ディア・シスター」第2話 感想

ふっかーつ!

え、何のこと?とお思いでしょうが、実は先週の月曜日の朝、突然我が家のパソコンが起ち上がらなくなりまして、昨日やっと復旧したんです。

このため、さとみちゃんが「日本メガネベストドレッサー賞 芸能界部門」を受賞したことや、「東京ドラマアワード 助演女優賞」を受賞した件の記事を書くことが出来ませんでした。

結局、原因がわからなかったので、電源とマザーボードとCPUを入れ替えて何とか復旧しました。データには影響なかったんですが、つくづく予備を用意しておくのは大事だなと思いました。

さて、ドラマ「ディア・シスター」第2話のネタバレ感想を書きたいと思います。

美咲ナンバーワン!!

いよいよ今週から美咲がキャバクラで働き始めました。源氏名は「葉月」で、「地味な名前ですけどよろしくお願いします」って姉の葉月が聞いたら激怒すること間違いなしですが、その美貌と明るいキャラクターでお客を虜にしてしまう所は流石です。

お客に「異様に可愛くない?」と褒められて、「いじりまくってるんで、天然美人の仁美さんとは比べないでくださいね」と謙遜(?)するところは爆笑でした。一応、無視される形になっている先輩の女の子を気遣って言ったセリフなんですよね。

これは、美咲の敵を作らないための計算なのか、言動に似合わず意外と気を遣う性格なのか、自分は後者かなと思いました。

また、最初についた客に、美咲が「ピンクのシュワシュワ一本お願いします❤」と要求したとき、応対した黒服さんが「レティーザ 入ります」って言っていましたが、葉月へのおみやげの「つんつくつん(再三突)」と同じく、どうやら架空のお酒のようです。何か意味があるのかなと思ってしまいますが、あまり深い意味はなく、ドラマでは良くある事みたいですね。

接客中の美咲がジュースしか飲まなかったのは、やはり妊娠しているので、お腹の子供に影響があることを考えてということでしょうね。いい加減なようでしてその辺は割とちゃんとしているあたりは、自由奔放なだけではない、美咲の真面目な一面を感じました。

お客の人気を独り占めした美咲ですが、その人気ぶりに他の女の子が嫉妬しないはずがありません。さっそく店のナンバーワンの真智子(逢沢りな)と取り巻きから嫌がらせを受けてドレスを破られてしまいます。

ここで、これまでに分かっている美咲の性格からすると、ぶち切れて真智子に殴りかかるぐらいしかねないと思いましたが、意外に冷静に機転を利かせて、私服のTシャツにドレスのスカートというスタイルで接客します。

これがまたお客に受けてというのは、ドラマのご都合主義だとしても、美咲の気の強さと頭の回転の良さを感じさせるシーンだなと思いました。頭の回転の話については、葉月の親友の和子(森カンナ)も言っていましたので、昔から学校の勉強は苦手だけれど、カンの良い頭の回転の速い子だったのかも知れませんね。

ちなみにこの記事を書くためにナンバーワンの子の名前を調べていて、公式ホームページを見ていたら、キャバクラの女の子についての記載はなかったものの、よく似た子がOLグループの中にいて、その隣には美咲と一緒に接客をしていた仁美の名前が。

あれ?っと思って検索したら、既に調べられている方(アセダクワールドさん)がいて、なんと、「APPLESEED」の奥で話しているOL3人娘だったんですね。どうやらOLやりながらキャバ嬢をやっているという2足のわらじの設定のようです。(^_^;

さて、自分の作戦が裏目に出た格好の真智子は、常連客の清水 龍太郎(前川泰之)に頼んで何か仕掛けようとしているようです。「うんと恥かかせて」と言っていますが、返り討ちになるんだろうなと思うと気の毒です。(^_^;

姉妹と兄弟

冒頭のトイレの取り合い、化粧品の使い回しなど姉妹あるあるが微笑ましいですね。私自身は妹と弟がいますが、やはり朝のトイレは戦いでした。(^_^;

他にも、説教していたのに、逆に美咲に言いくるめられて納得しちゃうところとか、葉月の振り回されぶりが可笑しかったです。振り回されつつもなんだかんだ言っても美咲の面倒を見てしまい、どことなく楽しそうなところが葉月の天然で真面目な性格を物語ってるなと思いました。

この葉月の真面目だけどどこか天然なキャラが松下さんの主演のドラマ「早海さんと呼ばれる日」の主人公、早海 優梨子と重なる部分があって、松下さんは本当にはまり役だなと思います。

実は、松下さんがさとみちゃんとW主演と分かってこれまで松下さんの出ているドラマを見たことが無かったので、ちょうど再放送していた「早海さんと呼ばれる日」を見てみたんです。これが結構面白くて、嵌まって結局最終回まで見ちゃいました。

主人公の優梨子が全く家庭環境の違う早海家の嫁として、最初は戸惑いながらも持ち前の明るさと一生懸命さで、自分勝手でバラバラだった早海家の人々のさまざまな問題に真剣に向き合い、やがて家族の一員として認められていくというストーリーは、真面目で優しい松下さんのイメージにピッタリでこんなお嫁さんがいたら最高だなと思いました。あ、もちろん、一番はさとみちゃんですが。

一方の櫻庭宗一郎(田辺誠一)と櫻庭永人(岩田剛典)の兄弟は、なんとなくぎこちなくてお互いに遠慮しあっている様子なのは、恐らく年が離れているので一緒に生活していた期間が短くて、想い出の共有がほとんどなかったからだろうなと想像しました。

こんな、2組の兄弟姉妹ですが、美咲と葉月は宗一郎が好きで、宗一郎と永人は美咲が好きという複雑な恋愛模様が展開されています。

相思相愛なのは美咲と宗一郎だけで葉月と永人は涙目の状況ですが、美咲はなぜか宗一郎を拒絶しているので、これは二人にとってのミラクルが起きる可能性もあるかもしれませんね。

葉月が良く行く、オーガニックカフェ「APPLESEED」の上杉香織(堀内敬子)、萩原洋平(平山浩行)の姉弟も面白いですね。

姉の香織は、美咲が妊娠していることにあっさり気がついていて、医者でも診察しなければ分からないのにエスパーか!と思わずツッコミたくなりました。

そして、弟の陽平は、天然で思い込みが激しいところがあるものの、美咲に対する態度からも誠実な人柄が見て取れました。

美咲が日光アレルギーなのに農業体験に行ったのも、葉月の恋人候補として陽平の人物を見定めようとしたようですが、逆に気があると思われて慌てるやりとりのシーンは面白かったです。

「何で私が農家のじじいを好きになんなきゃいけないのよ」と毒づく美咲ですが、あなたもかなりの年の差の先生を好きになっていますよね。陽平がじじいだと先生は……。その違いはなんなのか、いや、まあ、単に自分のタイプでないというだけでしょうね。

最後に、葉月にたいするアプローチを助言する美咲の頑張れというガッツポーズにガッツポーズで返す陽平の姿に、この後、協力していくのかなと思いました。

余談ですが、美咲が倒れて香織の家を訪れたシーンで、子供達が陽平の股間にパンチをして陽平が悶絶してましたが、この時の美咲のリアクションが素のさとみちゃんっぽくて本気で笑いをかみ殺しているように見えたので、もしかして平山さんと子供のアドリブだったのかなあと思いました。

美咲の病気

美咲が今回、永人に日光アレルギーで日にあたると赤い発疹が出るみたいな言い訳をしていましたが、これは本当の病気を隠すためのフェイクですよね。

実は、私のいとこの子供がこの日光アレルギー(いとこは「紫外線アレルギー」と言っていました。)で、第1話で常に日傘を差していた美咲を見て真っ先に頭に浮かんだ病名ですが、直ぐに命に関わるほどの病気ではないので隠すほどではないと思いますし、他の病気の症状の一つ又は薬の副作用の線が濃厚ですよね。

美咲が常にだるそうにしているのも伏線だと思います。

美咲の妊娠

宗一郎とは、てっきり高校生の時に関係を持ってそれ以来会っていなかったと思っていたので、、実は2ヶ月半前に再会していて、しかも美咲の「たった1回寝ただけじゃない」という言葉から、どうやらそのとき始めて関係をもったらしいということが分かって驚きました。

宗一郎との逢瀬が2ヶ月半前で、美咲のお腹の中の子供が11週目と美咲自身が言っていましたので、宗一郎の子供であることは間違いないようです。

お祭り会場での再会のシーンは、美咲の宗一郎に対する深い想いが感じられました。その後の逢瀬では、唇を激しく重ね合って、会えなかった月日が二人を一気に燃え上がらせたという感じでした。

しかし、葉月のはからい(?)でもう一度会えたにもかかわらず、なぜか挙動不審な態度をとる美咲。宗一郎が「真剣に付き合おうと思ってる」と言ってくれているのに、美咲はなぜか拒絶してしまいます。

子供のためを思えば、宗一郎と結ばれるのが一番だと思うのですが、やはり、病気のことがあるから胸に飛び込めないのでしょうか?だとしても、姉に子供を託すよりはいいと思うのですが。この辺の美咲の心情はまだよくわかりません。

七重の結婚

美咲と葉月の母親の七重(片平なぎさ)が結婚すると言って連れてきた渋川 真司(渡辺裕之)ですが、どことなく怪しい。(^_^;このままハッピーというわけにはいかない予感がします。

その他

携帯から着信画面が空中にポップアップする演出は未来的で格好いいですね。リチプアと演出が同じ人みたいだし、できれば「リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク」の時にこの演出を採用して欲しかったなと思いました。

ドラマ「ディア・シスター」は、兄弟の恋愛模様に、キャバクラでの女の争い、母親の結婚の顛末と今後も目が離せませんね。

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