ディア・シスター

そんなに好きなら結婚すれば 木曜劇場「ディア・シスター」第6話 感想

木曜劇場「ディア・シスター」第6話を見ました。

今回は美咲(石原さとみ)の病気の告白という重いシーンもあったものの、全体的に明るくてテンポが良いと感じました。特に美咲と陽平(平山浩行)の掛け合いのシーンは今回も爆笑の連続で楽しかったです。

それでは、ネタバレ感想を書いていきます。

美咲も陽平のことが気になっていた!?

ラストで葉月(松下奈緒)と陽平がうまくいきそうな雰囲気になって美咲が切なそうな表情をしていたので、ああ、姉の幸せがうらましいんだなと思っていたら次回予告でまさかの店長気になってた発言で、えええええええええーっとずっこけました。(^_^;

そういえば温泉で露天風呂に二人で入った後、陽平が部屋に戻ってから美咲が複雑な表情をしていて、一瞬、あれ、もしかして陽平が葉月にしか興味がないことに嫉妬してる?とは思ったのですが、まさか、そのとおりだとは。やっぱり美咲はあの掛け合いを心地よく感じてたんだなあ。

確かに第一話で永人(岩田剛典)に陽平を「かっこよくない?」とルックスが好みのようなことを言ってましたし、その後はおっさん呼ばわりですが、姉の恋人候補として厳しい目で見ていた分、知れば知るほど陽平の優しさや誠実さ、時折見せる男らしさに惹かれていったのかなと思いました。と同時に隣にあんなに優しい永人がいるのに、陽平の方に惹かれるって、宗一郎(田辺誠一)の事といい美咲はどんだけおっさん好きなんだとも思いました。(^_^;

これはあれですか、陽平の裸を見てドキドキして男を感じちゃったと、葉月のアパートと温泉で2回も見ちゃったし、美咲の視線が必ず下に向かってて笑いました。

まあ、それは冗談としてヤッパリ姉妹って男の好みも似るものなんでしょうか

お互いにあと一歩踏み出せない陽平と葉月の背中を押したのは他ならぬ美咲なのですが、そのことを後悔する羽目になるなんて美咲自身も思ってなかったでしょうね。

天空の美咲

夜中の2時だから人も居ないと思って天空混浴露天風呂に入る美咲。

美咲が浴衣を脱ぐところの、露わになる肢体の妖艶さにロマンチックが止まりません。(*゚∀゚)=3

さらに、温泉に入るシーンでは、バスタオルからのぞく胸元や二の腕、うなじから背中にかけてのなめらかな肌、上気した頬に掛かるほつれ髪と可愛い表情が相まってとても色っぽかったですね。(*゚∀゚)=3

鉢合わせした陽平と美咲がお互いに「変態」呼ばわりしていましたが、この美咲に何も感じない陽平は、確かにある意味「変態」かも知れませんね。

陽平「見てみい」
美咲「なにをよ!」

のシーンは、陽平が仁王立ちする姿を想像して吹き出しました。

イメージ↓

ミケランジャロノのダビデ像
仁王立ちする陽平

©: letyg84 / 123RF 写真素材<転載禁止>

有名なミケランジェロのダビデ像ですが、不快に思う方もいるので正面の写真は自粛しました。(^_^;

遊びが過ぎましたので話を戻します。

陽平が部屋に戻った後、複雑そうな表情でお湯をブクブクしたりして、なんとなく陽平の事が気になっていることを匂わせた美咲ですが、毒づきながらも一緒に眺めた星空が美咲の心にちょっとした魔法をかけたのかも知れませんね。

ちなみに、5人が行った温泉は、熱海の「ホテル水葉亭(http://www.suiyotei.com/)」みたいですが、混浴風呂はないそうです。(^_^;。

初々しい美咲と永人

永人と両親学級に行く美咲。まるで新婚の若いカップルのようで初々しい感じが微笑ましかったです。

永人が妊婦体験ジャケットを着たとき無意識に胸の部分を触っていた(しかも鷲掴み)のが可笑しかったです。なんとなく感触を確かめたくなっちゃう男の性を感じました。(^_^;

赤ちゃんを沐浴させるとき助産師さんに、「うつ伏せにして洗うと楽ですよ」と言われた永人が、うつ伏せにした赤ちゃん(人形)の顔をお湯につけてしまったところは思わず笑ってしまいました。

私は赤ちゃんに沐浴させることはもとより、沐浴させているところを見たこともないので、本当に赤ちゃんをあんな危ないやり方で洗っているのかと心配になりましたが調べると普通のことなんですね。

永人が赤ちゃんのおへそを綿棒で消毒しているらしいシーンで、不器用ながらも一生懸命の永人を見つめる美咲が嬉しそうに微笑んでいて、その光景が現実だったらなあと思わずにはいられませんでした。

しかし、病院からの帰り道で「楽しかったね」と話すときの美咲は、やっぱり永人と一定の距離を取っていて、きっと、永人の自分への気持ちを知って、その気持ちに答えられない状況でこれ以上辛い思いをさせたくなかったのかなと思いました。

そんな美咲に対し、「転んだら大変だから」と手を差し出した永人が、美咲をグッと引き寄せる場面では、永人の胸中の思いを想像すると切なくなりますね。

こんな二人を見ているとやっぱり最後は結ばれて欲しいなと思います。

しかし、美咲は今のところ永人は友達以上には思えないようで、お酒の酌はさせるは、運転手はさせるはで完全に使いっ走りですし、永人も店長に負けず劣らずいい人過ぎですね。

さらに、来週の話ですが、美咲の「店長が気になっていた」という話を聞かされるんですから、永人が不憫でならないです。
(ノ▽T)

でも、美咲が永人を男として意識したのは最近だからまだチャンスはあると思います。きっと男らしい所を見せれば美咲も振り向いてくれるぞ、頑張れ永人!

余談ですが、二人が両親学級に行った病院が「埼玉県立がんセンター」で、twitterでのロケの目撃情報はこれだったんですね、てっきり美咲が入院するのかと思ってました。ちなみに劇中では、「品川中央総合病院」という架空の名前になっていました。

美咲の病気

美咲の口から語られた彼女が患っている病気は、「全身性エリテマトーデス(SLE)」という免疫系の病気でした。初めて聞く病気で、前回私が書いた「慢性骨髄性白血病」という推測は完全に間違っていました。

SLEは現在では治療法が確立していて、殆どの人が治療しながら普通の生活を送ることができるようですが、やはり一生薬を飲み続けなければならず突然症状が悪化することもあるようです。また、美咲が言っていたように妊娠で悪化することがあるそうですが、医師による指導のもとで十分に管理されていれば、出産も十分可能とのことです。

美咲が日傘と日焼け止めを塗っていましたが、この病気には日光などの光線過敏症の症状があり、美咲が日光アレルギーと言っていたのは、やはり似たような症状の出る病名でごまかしていたんですね。

これで、美咲の秘密はほぼ全て(後は失踪していた8年間の生活ぐらい?)明らかにされたわけですが、予想されていたとはいえ美咲が不治の病であることがわかり一生病気を抱えて生きていかなければならないことがわかって、ちょっと重い気持ちになったのも事実です。

せめて、美咲が亡くなるというラストだけは避けて欲しいですね。

意外と気の合う葉月と陽平

相変わらず、職探しもせず陽平の農園へ入り浸り状態の葉月ですが、そんな二人を心配した香織(堀内敬子)は、二人にデートに行くように促します。

陽平とデートに行くことになって、着ていく服を選んでいるときの、「もっとこう、責め系の服ないの? ぱーっ ぱーっみたいなヤツ」と言いながら、胸元と脚を見せるような服をジェスチャーでアドバイスをする美咲が面白かったです。さすが、百戦錬磨の手練れは違うと関心しました。

吉村(平岡祐太)との婚約破棄や宗一郎に告白して振られたばかりで陽平とデートすることに罪悪感を感じている葉月に、「余計な事考えない方がいいよ、店長のこと気になってんでしょ、だったら素直に行きなよ」と言う美咲ですが、後から見るとこの時も少しそうして欲しくなさそうな雰囲気が感じられました。

陽平と葉月の初デートは、無難に映画鑑賞と食事でした。二人が鑑賞していた映画「555日のラブソング 」は、どうやら架空の映画の様ですね。ラブソングの後ろのロゴが「ディア・シスター」と同じハートになってました。

食事の際も食材の話や調理法の話ばかりだったり、デートの行き先がガーデニングショップだったりと、陽平の趣味丸出しのデートにも楽しそうな葉月。口を開けば野菜か料理の話しかしない陽平ですが、葉月はそういう話が結構好きみたいで、意外に意気投合しているなと感じました。

これが、陽平が美咲に話していた葉月を好きになった理由の一つ、「彼氏のつまらない話にも笑ってた」なのか、本当に心から楽しんでいるのかが気になる所です。

葉月の肩を抱こうとして池に落ちてしまった陽平が、葉月のアパートでシャワーを浴びていて美咲に見られてしまうシーンと、美咲に「もしかして童貞?」と聞かれた陽平のコーヒー大噴出のシーンに爆笑しました。

このシーンで、陽平の美咲に対する自分の時とは違う態度に葉月がちょっとイラッとしていて、そのままだとまずいという緊張感を感じてハラハラしました。

美咲が七重(片平なぎさ)に陽平のことを葉月の彼氏と話してしまい、葉月が否定してそれを聞いた美咲が、「えー、付き合っても居ないのにここでシャワーを浴びていたの?」とおどけてみせるシーンは、奥手な二人の恋愛を完全に面白がっていて、この時点では美咲が陽平の事を気になっているとは想像も出来ませんでした。

父親の死にまつわる真相を知った葉月がアパートを飛び出したのを陽平が追いかけて慰めるシーンで、葉月が「お父さんのことが大好きだった」と言っていましたが、やはり、そのファザーコンプレックスがたぶん父親に似ていた宗一郎を好きになった理由の一つなんだろうなと思いました。だから、父親のような包容力と優しさを持つ陽平が葉月にとっての最良の相手なのかなと思いました。

ラストで葉月にプロポーズした陽平ですが、来週は美咲の事を葉月が誤解してひと悶着有りそうな感じですね。

美咲のアパレル会社面接

葉月からアパレル関係の仕事に向いてるんじゃないと言われて、アパレル会社の面接を受けた美咲。

店長らしき女性が殆ど何も聞かずに美咲のルックスとセンスだけ見て採用を決め、アッサリ就職が決まってました。

美咲の妊娠にも配慮してくれてこれ以上無い就職先に出来すぎの感はありますが、ドラマの構成上この部分にあまり時間をかけてもしょうがないということかなと思いました。現実の就職活動もこんなに簡単ならいいんですが。

就職が決まって、無邪気に喜ぶ美咲が可愛かったです。一番最初に姉に報告しようとするところもなんだかんだ言って、姉が好きなんだなあと思いました。

ちなみに美咲のファッションについては、さとみちゃんがスタイリストさんとファッション雑誌等を参考にして決めているようなことを雑誌で言っていました。

毎回すべてのアイテムが違うのではなく、微妙に着回しで何パターンかのコーティネートがあったりして、どうすれば可愛く見せられるか研究し尽くされた上で着ていることが美咲のファッションが支持される理由なのかなと思いました。

このブログにもたまに美咲のファッションで検索して来られる方がいらっしゃるのですが、私は全くそういうのがわからないので、以前も紹介した「テレビファッションサイトGuiderさん」で確認してみてください。

このGuiderさんに掲載されている最新のアイテムが、ほぼ「ディア・シスター」の美咲の着用していたものなのが、如何に美咲のファッションが人気かを窺わせものとなっています。

余談ですが、このアパレル会社に、たぶん「APPLESEED」にいたOL三人娘のうちだれかがが勤めているんじゃないかと思うんですが、いるとしたら多分、真智子でしょうか。もっとも3人とも制服を着ていたので店員とは考えづらいので、あるとしたら本社の受付とかかなと思いました。

母と娘の確執の理由

葉月が母親の七重と折り合いが悪い理由の一つが、22年前の父親の死に起因することが明かされ、葉月は七重が買い物を頼んだから父親が交通事故にあったと思っていたことがわかりました。それが心のどこかに引っかかっていた葉月は、母親の自分にだけ厳しい態度にも反発していたんですね。

しかし、実は最初に父親に買い物を頼んだのは葉月であることを美咲から聞いて、葉月は自分が間違っていた事に気付かされ、母親に謝罪します。

美咲のおかげで葉月と七重は、わだかまりも解消してホントの意味での仲直りをすることができました。

七重が美咲と葉月に言った、「子供って生まれた瞬間 命より大事だって思えるのよ。」という言葉を聞いていた美咲の表情が少し切なそうだったのは、お腹の子供の子供の事を言って上げられない、そんな悲しみがあったからなのかなと思いました。

これで、美咲の4つめの死ぬまでにしたいことの「お姉ちゃんとお母さんを仲直りさせる」は達成しました。

そして、美咲自身がしたいこと「温泉めぐり」もちょっとだけ適いましたね。

就活する永人の想い

宗一郎から大切な人がいるならちゃんとしないとと言われた永人は、就職活動を始め、大学時代の友人に口利きを頼むのですが、永人の友人も言っていましたが大学卒業して何年もの間フラフラしていた者を簡単に雇ってくれるわかないですよね。(美咲の就職した会社はどうなんだというツッコミもありますが)

どうも永人は大学卒業時に就職できなかったからフリーターになったのではなく、最初から就職活動をしなかったようですね、プロのボーダーを目指していたからということだとは思いますが、その割には大学卒業後5年の間大会に出ていなかったのもおかしいですよね。

結局、苦しいことから逃げていただけで、プロのスケートボーダーになることもそれほど確固とした夢ではなかったのかなと疑ってしまいます

でも、美咲の妊娠と病気の話を聞き、また美咲が宗一郎を頼らないと言ったことで、永人の中に自分が美咲を守っていくという明確な意識が芽生えたのではないでしょうか。そこで、初めて兄の「大切な人がいるのならちゃんとしろ」という言葉が心に響き、だから突然、就職活動を始めたのだと思います。でも、就職活動をしたことのない永人は取りあえず友人を頼るしか無かったんですよね。

そんな永人に、「自分らしく やりたいと思ったことを、諦めないでやり遂げるっていうのも俺は凄いことだと思うけどな」と語りかける陽平。

その言葉に、自分の中でモヤモヤとしていたものが晴れたような表情をした永人は、陽平に夢を叶えると宣言しました。

これから本格的にプロのスケートボーダーを目指すのだと思いますが、年齢とブランクを考えると流石に厳しいかなと思います。もっとも永人がやりたいことを仕事にしたいのであれば、プロのスケートボーダー以外にも選択肢はないわけではありません。もしかしたら指導者(AJSA公認インストラクター)とかの道を選択するのかもしれないなと思いました。

次回予告

「ディア・シスター」の次回予告がyoutubeにアップされていました。


来週も、美咲は葉月と陽平をくっつけようといろいろと画策するようですが、いざ二人の結婚が決まったら自分の気持ちに気付いたという流れのようです。今度は葉月の入浴シーンで来週もサービスサービス。

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