ドラマ

土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話15周年スペシャル「S銅山の女」感想

さとみちゃんが出演していた、土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話15周年スペシャル「S銅山の女」を見ましたので、ネタバレ感想を書きたいと思います。

いやマジで怖かったです。といってもドラマの内容ではなく、見ている最中に私以外誰も居ないはずの部屋で、私の後ろの方で突然「ガサッ」っと音がしたからです、丁度夏美が坑道の中をのぞいているシーンで、ほんとに背筋が凍りました。ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル

たぶん、ごみ袋の中で微妙なバランスを保っていたゴミが、熱力学の悪戯(エントロピーの増大)で動いたのだと思います。きっと、そうだ、うん。

話をドラマに戻します。今回、さとみちゃんは、ポニーテールのように髪を後ろで縛る髪型で綺麗な顔の輪郭をあらわにしていて、凄く似合っていて可愛かったです。スーツ姿も似合っていて、腰からヒップのスカートのラインがとても色っぽく、こんな保険の外交員さんがいたら、生命保険に直ぐ入っちゃいそうですね。

さて、ドラマはさとみちゃん演じる生命保険会社の営業の山辺夏美が、同僚の桑原(小池徹平)と営業先から車で帰る際に道を間違え、地元では有名な心霊スポットであるS銅山に迷い込んでしまう所から始まります。

そのS銅山で夏美はなぜか車を降り、フラッとS銅山の坑道の入り口に近づいて行くのですが、そこで、暗闇の中から誰かに見つめられているような気がして慌てて車に戻り来た道を戻ります。

後日、自分の代わりに営業に行った部長の様子がおかしいことに気付いた夏美は、桑原にわけを聞きますが、桑原は何かを恐れるように口をつぐんでしまいます。

しばらくして、部長が入院し、さらに桑原も欠勤するようになり、不思議に思った夏美は、桑原のアパートを訪ね、そこで桑原から部長と桑原があのS銅山に行き、部長が坑道の中から奇妙なお面を持ち帰ったことを聞きます。そのお面を返しに行けば部長達の体調も回復すると考えた夏美は桑原と一緒に再びS銅山に行くことを決意しますが、そこで、恐ろしい体験をすることになります。

と、ここまでがあらすじです。

ドラマ自体は、突然の音とか、ルームミラーに人の顔が浮かび上がるとか王道の脅かしかたでしたが、冒頭で書いた出来事があったので、個人的にかなり怖かったです。坑道の中で夏美がお面を返した後の「ハァー」という謎の息づかいとその後の追いかけっこは、さとみちゃんの恐怖に震える表情がより怖さと緊迫感を感じさせてくれたものの、貞子3Dを彷彿とさせて、いつ夏美の念動力が発動するかと思ってしまいました。(^_^;

ただ、昼間の撮影だったので、まだ恐怖が和らげられていたように感じました。これが夜の撮影だと暗闇の中で声だけが聞こえると考えると相当怖かったろうなと。貞子3Dでもそうですが、あまり、姿をハッキリとだしてしまうと怖さが薄れるような気がしますので、その辺は演出を変えた方がいいような気がします。

ストーリー上は、結局、黒い女の幽霊?は部長にだけ取り憑いて、夏美や桑原は平気だったのでしょうか。そうなると、部長一人だけ貧乏くじを引いた格好ですが、何もなく終わったのはお面を持ち出していなかったからだとしたら、なぜ、あの黒い女は夏美達も追いかけていたのでしょうか?そこは良く分かりませんでした。

黒い女から逃げる時に夏美が一生懸命シートベルトを掛けようとしたシーンについては、真面目か!と思わず突っ込みたくなりましたが、実際にああいう場面ではパニックになって適切(法律的にではなく)な行動をとることは難しいでしょうから、ある意味、至極人間的な行動とも言えますね。実際には、シートベルトをなかなか掛けられないことで、視聴者に緊迫感と切迫感を感じさせていたと思うので、あっさり車を発進させるよりは良かったのかなと思いました。

また、部長がS銅山に行く前に、夏美にだけは部長があのお面をかぶってる姿が見えていましたが、そのことから考えると、部長に起こった異変の原因は夏美にありそうに思いました。

S銅山に行った時の夏美は、日頃のプレッシャーから解放されたいと考えていて、坑道の中をのぞく時にプレッシャーの原因の一つの部長について無意識に排除したいと思ったのかもしれません。その微妙な心理がお面を通して呪いとなって部長に降りかかったのかなと思いました。

実際、お面を返した後も部長の状態はそのままで、夏美はプレッシャーから解放され平穏な日常を過ごしていますし、そう考えると実は一番怖いのは夏美だったということになりますね。

あと、夏美達の車に黒い女がへばりついてきた後、桑原のアパートに行きますが、夏美は一人で家に帰る勇気はなかったでしょうから、その後、どうしたのかが気になりますね。( ー▽ー)ヤッパリオトマリデショウネ

あ、ここでも夏美の思い通りになっているとしたら、黒い女が追いかけてきて脅すだけ脅して、その後何もない理由もやはり・・・・・・。 ヒー!! ノ)゚Д゚(ヽ

「S銅山の女」は、撮影が約2週間前ということで、最新のさとみちゃんの可愛いビジュアルを確認できたとともに、自分的にハプニングもあり、久しぶりに怖さを感じたドラマでした。

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