映画

勝海舟はスイーツ男子 玉木宏&石原さとみが食べる「幕末高校生」大江戸グルメ食堂

CSのフジテレビTWOで放送していた、映画「幕末高校生」公開記念特番を見ましたので、内容紹介と感想を書いておきます。(BSの日本映画専門チャンネルの方の特番も同じ内容でした。)

番組の内容は、さとみちゃん、玉木宏さん、千葉雄大くんの3人が東京都江東区森下にある「手打ちそば 京金」の店内で、進行役の西山喜久恵さんの出す、出演者なら知っているはずの映画「幕末高校生」にまつわるクイズに挑戦し、正解したら勝海舟が愛した幕末グルメが味わえるというものでした。題して「出演者なら分かるよね?チェック」

さとみちゃんは、模様の付いた白いブラウスに薄いピンクのスカートで登場、髪は後ろで束ねてまとめ、前髪をサイドに流すヘアスタイでした。

京金の田舎そば

最初の幕末グルメは、収録場所の手打ちそばの老舗「京金の田舎そば」でした。

勝海舟が生まれた両国の近くにあり、この店のそばを好んで食べていたと言われているそうです。

「(問題に)何が来るのか怖い」と不安がるさとみちゃん。西山さんの「まったく問題については聞いていない?」との問いにさとみちゃんと玉木さんが「聞いてない」とクビを振るのを横ですまし顔で見ていた千葉くんが西山さんに「聞いてない?」と聞かれて「聞いてない、台本なんて一切見てないです」と真顔でなんとなくわざとらしい答え方をしてやらせ疑惑が勃発、「何、どっち?もう」と笑いながら突っ込むさとみちゃんに対し、頭をポンとたたいておどけてみせるという一幕がありました。

千葉くんについては、クールでおとなしいイメージが有ったのですが、このやりとりで結構ひょうきんな方なんだなと思いました。

さて、問題は、映画で勝海舟が西郷隆盛に会いに行くそば屋の名前は?というものでした。

「映画で映ってますか?」と真剣な表情で聞くさとみちゃん、まったく記憶にないようでした。(^_^;

ここで、玉木さんが「撮影した時は名前が決まってなかった」と言いだし、さとみちゃんも同調します。

3人とも答えられるか怪しい感じということで、監督の李闘志男さんからのヒントがあり、長嶋茂雄さんを大好きなお寿司屋さんの名前が「すし○○○」その「○○○」を持ってくればいいというのですが、そのマニアックなヒントに、3人とも余計混乱していました。

解答は3人で一斉に答えを言う方式で、せいので発表した3人の答えは、玉木さん「そばや」、さとみちゃん「そばしげお」、千葉くん「ミスター」でした。

3人とも不正解ということで、さらに「そばの後にくるのは平仮名3文字(しげお以外)」というヒントがありました。さらに「訓読み、音読み」というヒントも有り、このヒントに千葉くんが「ちょう」と言うと、さとみちゃんも「なるほどね」と感心するように千葉くんを見ていました。

しかし、ここで玉木さんから「バラエティ的にはどうしたらいいのかわかるよね?」という悪魔のプレッシャー(ノ▽^)があり、むむぅっという顔をする千葉くん。玉木さんのイジリ好きはここでも発揮されていました。

そのまま解答することになり、「そばちょう」と正解を解答する玉木さんとさとみちゃんの横で、一人だけ無言の千葉くんでした。「(玉木さんの)プレッシャーに負けたの?」と聞くさとみちゃんに、口を押さえて無言でうなづく千葉くん、素直な人ですね。(^_^;

正解の証拠写真に写る「蕎麦長」の文字を見て、「ほんとだ」と驚く玉木さんのさとみちゃん。ほんとに千葉くんさまさまでした。(^_^;

喜ぶ二人を見て、「大人って怖い」と呟く千葉くんが面白かったですね。

運ばれてきた田舎蕎麦を見て、「わぁ、凄い」と歓声をあげるさとみちゃんでしたが、ここで、西山さんがちょっと待ってくださいとストップをかけ、さとみちゃんにだけ追加チェックがあると言いだし、「どういこと!?」と思わず険しい表情で言ってしまうさとみちゃん。

教師役のさとみちゃんには生徒役の千葉くんのためにもう一頑張りしてもらうとのこと、さとみちゃんが正解すれば千葉くんも食べられると言うことですが、「千葉くんのために私が答えるって事、食べられるのに」とまったくやる気無しのコメントでSっぷりを発揮していて、千葉くんが抗議するように、「なにそれ、意味わかんない」と突っ込んでいるのを見て、結構、仲いいんだと思いました。

問題は、「そば屋のシーンの撮影中、店の前でさとみちゃんに起こったハプニングは何か?」というモノでした。

西山さんの「覚えてますよね」との問いかけに、「いいえ」と答えるさとみちゃんを見て、「もう終わりじゃないか、それじゃ」とすかさず突っ込む千葉くん、名コンビですね。

どうしても思い出せないでいるさとみちゃんに、玉木さんが「凄く賢そうな犬なのに」とヒントを出すと、「ああ」と思い出したようにさとみちゃんが声をあげます。

さとみちゃんの解答は、最初「犬に噛まれた」でしたが、スタッフや西山さんの反応から違うと判断したのか「吠えられた」と修正して正解していました。スタッフさん優しいですね。もっとも正解しないと千葉くんが食べられないということから千葉くんへの配慮という事だと思いますが。

そのNGシーンの映像がながれ、入り口のところにいる犬を怖がりながらもなんとかそば屋に入っていった勝海舟の後を追って、小走りでそば屋に入ろうとしたさとみちゃんに向かって、飛びかかるような仕草で「ワン!」と吠える犬くん。ビックリしたさとみちゃんは「キャッ」と悲鳴を上げて飛びすさって逃げていました。VTRを見たさとみちゃんは、そのことを思い出して「私スッゴイ怖かったんですよ、これ」と振り返っていました。

このシーンだけで、7回NGになったということで、玉木さんもさとみちゃんも「そんなにやった?」と驚いていました。「いや、私がんばったな」と自分を褒めるように呟くさとみちゃんの言い方が可笑しかったです。

さとみちゃんが正解したので、千葉くんも食べられることになり、蕎麦を口にして3人とも口々に「おいしい」と絶賛していました。さとみちゃんの「いい番組だね、食べられて」という本音のつぶやきが面白かったですね。

勝海舟が愛した うな重 桜

次の問題に行く前に西山さんが「千葉さん、あれ手に入りました?」と聞くと、千葉くんが「あ、その時間ですか?」と段取りを分かったているかのように答えて、さとみちゃんが「何、何、何?」と怪しむように突っ込むという一幕がありました。

さらに「今日は、僕がお二人のためにあるものを手に入れてきました」と言い出し、「なに?」とさらに訝しがる玉木さんとさとみちゃんを尻目に、「それではご覧下さい」と視聴者に向かってウィンクしてみせる千葉くん。バラエティなれしてるのかスムーズなやり取りでした。

今回のお店は、浅草にある創業200年の老舗うなぎ屋「やっこ」で、勝海舟はジョン万次郎と一緒にこの店を良く訪れていたとのこと。

ここで、問題の出題になり、映画の見所の一つである勝海舟が50人の武士を相手に大立ち回りするシーンを撮影した世界遺産にも指定されている場所はどこという問題が出されました。

3人とも自信があるということで、一斉に「下鴨神社」と答えて正解していました。

出てきたのは、継ぎ足しで受け継がれたあっさり風味の秘伝のタレが特徴のうな重でした。値段が4,100円って、そんな うな重食べた事ないですが、一生に一度は食べて見たいものです。

さて、3人が「いただきます」と言って、ウナギを口に運ぼうとした瞬間、西山さんが「ちょっと待っってください」と制止します。その言葉にさとみちゃんが一瞬驚いた様に西山さんの方を振り向いた後、「え?、もう何?」と笑いながらも不満そうな顔で言います。そして、また、さとみちゃんだけへの追加問題と聞いたさとみちゃんは、「何でー、もう!」といいながらもあきらめたように笑っていました。

問題は、映画「幕末高校生」の撮影の合間に千葉くんがやって周囲を和ませたことは?」というもので、さとみちゃんは玉木さんや千葉くんに「分かります?」「私、その時いた?」と聞きますが、結局わからずヒントを求めます。

そして、千葉くんがヒントを出すことに成り、「カタカナ4文字」というヒントを出しますが、さとみちゃんが何それというような険しい表情で「カタカナ4文字」と呟きます。

それを見た千葉くんがさらに、自分の顔の前で手をひらひらさせてながら、「ここら辺でやること」とヒントをだしたのに対し、さとみちゃんが真顔で「顔芸?」と言うのが面白かったです。

この後、一応「モノマネ」と正解をだすものの、やはりスタッフさんのサービスで正解させて貰った感がありありで、通常のバラエティー番組とは違い、とことん優しい番組だなと思いました。ま、グルメの宣伝も兼ねていて食べて貰った方がいいという制作側の判断なのでしょう。

ここで、またVTRが流れて、さとみちゃん、千葉くん、川口春奈さんの3人が撮影の合間に休んでいるところが流れて、千葉くんがそのモノマネを披露するのですが、それが「福田綾乃がマネするボビー・オロゴンのモノマネ」でした。

口を尖らせてひょっとこのような顔をしながら、「お前ふざけんなよ!お前、マジ調子に乗ってんじゃねーよ!」とモノマネを披露する千葉くんの姿にさとみちゃん達も爆笑でした。正直、千葉くんのイメージからは想像も出来ないふりきった感じだったので驚きました。

VTR開けその場で、このモノマネを披露することになり、「面白くなかったら食べられない」と、またまた、玉木さんのプレッシャー(ノ▽^)があり、「えっ」と驚く千葉くん。

さとみちゃんの「3,2,1、ハイ!」という可愛いかけ声で「福田綾乃がマネするボビー・オロゴンのモノマネ」を披露する千葉くん、一生懸命やったのに玉木さんが「はい没収」とうな重を取り上げてしまい、千葉くんは机に突っ伏して、さとみちゃんが手をたたいて爆笑するという場面は面白かったです。

普段から悪戯好きだという玉木さん、今回は千葉くんイジリが炸裂していましたね。

ここで、千葉くんがもう一つモノマネをやってウケればうな重が食べられるということになり、レパートリーを聞かれた千葉くんが「あります」と答えて、「アルパカとヤギとヒツジ」のモノマネをすると言い出します。

そして実際にモノマネを披露するのですが、それは、「アルパカ」、「ヤギ」、「ヒツジ」と言いながら、口を回すようにもぐもぐさせ、最後のヒツジで「メェ」とひと鳴きするというものでした。これにさとみちゃんが手をたたいて大笑いしていました。

結局、頑張ったと言うことで、千葉くんもたべられることに成りました。

食べた3人は、「さっぱりしてる」、「ふわふわな弾力」、「いままで食べた中で一番美味しい」と感想を述べていました。

玉木宏の以外な素顔

ここで、玉木さんが撮影中毎晩夜の京都の街に消えていったというタレコミがあり、それを聞いたさとみちゃんが破廉恥なことを想像したのか、「何それ、やらしい!」と身も蓋もない声をあげて、みんなが爆笑するという一幕がありました。

実際には、玉木さんは夜の街を走っていたということで、さとみちゃんも「凄い」と感心したように声を上げていました。普段から良く走っているそうです。

壺屋総本店 壺形最中

3問目は、「勝海舟が夢中になった現代のおもちゃは何?」というものでしたが、これには3人とも余裕で、「ルービックキューブ」と答えて正解していました。

そして、勝海舟が大好きだったスイーツをある方に持って来てもらうと言って、西山さんが呼んだのは「みな子さん」という方でした。一瞬、ビッグ・ダティの元妻を想像したのは私だけではないでしょう(^_^;

呼ばれて登場したのは、番組の冒頭からそばなどを運んでいた店員さんでした。みんなが?と成る中、みな子さんが名刺を配り始め、その名刺を見た、玉木さん、さとみちゃん、千葉くんが一様に「おー、すみません」とか言って恐縮しだします

実はみな子さんの正体は、勝海舟の玄孫(5代目の子孫)だったということで、それはみんな恐縮するよなあと納得しました。

みな子さんが持って来た勝海舟がお気に入りの幕末スイーツは、創業390年の「壺屋総本店」の「壺形最中」でした。

それにしても今回、創業200年とか300年とか江戸時代から続く店ばかりでびっくりしました。しかし、調べてみると日本は創業200年以上の会社の数がもっとも多い国なんだそうで、その数3113社(日経ビジネスオンラインより)と2位のドイツの2倍以上という凄さ、そのほとんどが中小企業のままという、日本の中小企業は凄いと良く聞きますがこんな所にも日本の底力を感じました。

最中は、餅米だけで作られたパリっとした皮に、十勝産の小豆がタップリと入っており、口の中でとろける味は絶品とのこと。

3人が食べようとするところで、千葉くんが「もういいんですか、恒例の石原さんクイズみたいなのは」と言い出して、さとみちゃんが「もういいでしょう」とげんなりしたような顔で勘弁して言うように言い、クイズがないことを知って「よかったぁ」と安堵するという一幕も有り面白かったです。

勝海舟が甘い物が好きな「スイーツ男子」だったという話になり、アイスクリームやチョコレートが大好きで、勝の家には、お菓子部屋があったとのことです。

本番組は、映画「幕末高校生」の特番ではありましたが、勝海舟の意外な一面を知ることが出来、多くの老舗企業が残る日本の素晴らしさを再確認できた素晴らしい番組でした。

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