大河ドラマ「義経 完全版」DVDのストーリー紹介及び感想の3回目です。物語もいよいよ佳境に入ってきて、数奇な運命に翻弄される義経と静御前。さとみちゃん的には見所が盛りだくさんの後半です。
第三十五回「決戦・壇ノ浦」、第三十六回「源平無常」は、さとみちゃんは出ていません。
第三十七回「平家最後の秘密」
義経は、壇ノ浦で平家を破りますが、安徳天皇(実は身代わりの守貞親王)と、三種の神器の一つの宝剣は、最後を悟った平時子(平清盛の後妻)が抱えて入水自殺してしまったため、奪い返すことができませんでした。
鎌倉では、法皇を抑えて実権を握りたい頼朝と側近達が、まだ神器の内の二つが義経の元にあることは幸いと話し合っていましたが、義経は都に帰京早々、法皇に呼ばれて三種の神器の残り二つを返してしまいます。
頼朝 Σ( ̄ロ ̄*) え!、返しちゃったの!?
義経 Σ( ̄ロ ̄|||) え!、返しちゃダメだったの?
とこんな感じで、純粋(というか単純)過ぎる義経の行動が元で、頼朝の義経に対する不信は、どんどん大きくなっていきます。
そんな中、義経は法皇から賜った六条・堀川の屋敷に入ります。
それを正室の萌が、「義経様には、此度の勝ち戦、真にお喜び申し上げます」と、迎えます。穏やかに「うん」と応える義経。
萌はおもむろに振り返ると、「静は来ていますか」と呼びかけ、「はい」と応えて静が楚々と現れると、部屋の外の廊下に座って手をつき、「皆様、お帰りなされませ」と、歓喜の涙を目に湛えながら、頭を下げます。
事の成り行きに戸惑いながらも、萌のときより、力強く「うん」と応える義経。(^_^;相変わらず露骨過ぎ。
さらに、萌が「さあ、此へ」と静を近くに招き寄せる様子に、郎党達も戸惑った様子で顔を見合わせます。
すると弁慶が、「我ら郎党、一人も欠けること無く、都に戻りとうは御座ったが、佐藤の継信殿、屋島して討ち死になされた」と苦しい表情で萌と静に告げます。
それを聞いた静が、「継信様が」と悲しみの表情を浮かべて目を伏せると、義経が、「私の盾になって、矢を受けてな」と沈痛な面持ちで、次信の最後を語ります。
静は今度は悲しみの涙を目に湛えて、弟の忠信に向かって、「何ともおいたわしいことで御座いました。」と言って頭を下げます。
重苦しい雰囲気を変えようと弁慶が、鷲尾三郎に義経から侍の名前が与えられる件について、切り出し、義経が鷲尾に自分の一字を授けて、義久はどうかと聞くと、鷲尾は喜んで頂戴つかまつると言い、郎等達も笑って祝います。
和やかな雰囲気になり、安心した弁慶が、「都ではなにも変わりなくおわしましたか」と萌に聞くと、萌が「はい」と応えて、続けて同意を求めるように静の方を振り向いて、「なあ」というと、静が「ただ一つ、うつぼが嫁に」と微笑みながら言います。
それを聞いた義経も「それはめでたい」と言って、顔をほころばせます。
この、うつぼが突然嫁に行ってしまうというのも、必要があったのかと疑問に思いましたが、うつぼの出番がない口実なのかなと思いました。
第三十八回「遠き鎌倉」
神器を自分に無断で法皇に返してしまったことや、屋島、壇ノ浦の戦いの戦目付だった、梶原景時の讒言により頼朝が怒っているという話が義経にも伝わり、義経は悩んでいました。
仏前で一人、険しい表情で考え込む義経。そこに、静が白湯を持って来て、義経の後ろに座ると、「義経様」と心配そうに声を掛けます。
その声に、「己の心の卑しさが、悔しく思えてな」と呟くように応える義経。
深刻そうな様子に、「何が御座いました、いやしいとは一体」と静が問い返すと義経は、「御出家なされたある方の想いを私が踏みにじろうとしたことじゃ」と、静の視線から顔をそらすように前を向いて俯いて言い、その言葉に静は怪訝な面持ちで、義経の横顔をうかがうように見つめます。
義経はさらに、「世をはばかって、実の母子と名乗れぬお方の、その幼子を引き離し、鎌倉に伴えば、鎌倉殿にもお会いできるのではなどと、先日も今日も、そのような邪な想いが胸をよぎった。そのような己の卑しさに腹が立った。悔しかった。」と告白します。
平家の人たちと一緒に海に沈んだのは実は守貞親王で、安徳天皇は生きていて母親の建礼門院徳子といることをばらす義経。(^_^;
静は義経の心情を察し、「それ程までに、頼朝様にお会いになりたいのでしょう」と問いかけると、静の方を振り向いた義経が、切ない表情で「ああ」と同意するように答える。
「今の義経様の心には、兄上様の事ばかりがお有りだと、お見受けしておりました。」と言う静に、「もどかしいのだ、ふみだけでは、真意を言い尽くせぬ、かといって人の口が間に入れば、想いもゆがむ、神器をお上にお返し奉ったこと、今だ官位を返さぬ事、私には私なりの思いがあることを、鎌倉殿には直に」と、歯がゆいといった表情で告げる義経に「待たれませ、いずれそのようなおりも御座いましょう」と、諫めるように言う静。
その言葉に義経が振り返って静の顔を見つめると、静がやさしく微笑んでうなづき、義経も頷き返します。
その後、義経は、壇ノ浦の戦いで捕虜にした、宗盛(鶴見辰吾)、清宗(渡邉邦門)親子を鎌倉に送り届ける役目を受け、鎌倉に向かいますが、頼朝は、義経に鎌倉の外れの腰越に留まるようにいい、義経は、鎌倉に入らせてもらえませんでした。
第三十九回「涙の腰越状」
第四十回 「血の涙」
第四十一回「兄弟絶縁」
以上の回は、さとみちゃんは出ていません。
第四十二回「鎌倉の陰謀」
義経は、腰越から「腰越状」をしたため、頼朝に目通りを願いましたが、結局、鎌倉入りを許されず、頼朝に京に戻るように言われます。事ここに至り、義経は、遂に頼朝と袂を分かつことを決意します。
夜、屋敷の庭に面した部屋に、酒を飲む義経と傍らに座り酌をする静の姿がありました。
いつも以上に酒が進む義経に、「お酔いになりたいのでございますか、今宵は御酒がいささか」と、義経の表情をうかがうように見つめて聞く静。
義経は、その問いには答えず、杯を置くと何かを考え込むような表情で俯いている。
その様子を心配そうにじっと見つめる静に義経が気付き、顔をあげ静の方を向くと、「うん?」と優しい表情で問いかけます。
静が、「鎌倉でのことは、喜三太などから耳にいたしました。腰越のことなど」と義経の心情を察して沈痛な面持ちで切り出すと、「そうか」と呟いて、また俯いてしまう義経。
その様子に静は、「鎌倉の兄上様も、今は心を閉ざしておられましょうが、こうして都で穏やかな月日を重ねておれば、兄上様のお心もきっと、お変わりになりましょう。やがては、あらためて義経様に鎌倉入りのお許しがまいるものと」と励ますように言いますが、義経は静の顔を見つめて違うという風に首をゆっくり左右に振ると、「我ら主従はすでに、鎌倉殿とは別の道を歩むことにしたのだ」と告げます。
その言葉に、静はビックリしたように目を見開き、義経の顔を見つめます。
義経は、静の驚き様に、「何も鎌倉殿に弓を引くというのではない、鎌倉殿が目指される国作りと、私が望む国作りには、隔たりがあったのだ、だから決めたのだ、我らは我らであたらしき国を見つけようとな」と、熱のこもった口調で話します。
「それでは、最早、鎌倉の御家人ではないのですか」と心配そうに聞く静に、「形はともかく、私のここは、既にここは、鎌倉を離れてしもうた」と胸に手を当てて話す義経。
「ならば、この御館におられる、萌様はどのように」と心配顔で聞く静に、義経は思案するような表情で俯くと、「萌どのか」と呟くように言います。
そこへ、「ごめん」と弁慶と佐藤忠信が現れ、諸国にある義経の所領から知らせあり、新たなる代官が鎌倉より使わせられ、義経が任命した代官はすべて罷免された、義経の所領24カ所は、すべて頼朝に取り上げられたと伝えます。
突然のことに驚く、義経と静。
義経は、頼朝は我らの兵糧をも取り上げたのだなと、厳しい表情で弁慶に確認するように問いかけると、弁慶と忠信は、頼朝への奉公もこれまでと吐き捨てるように言います。
その言葉を、険しい表情で受け止める義経。
事態は次第に、義経にとって悪い方に転がり始めます。
7月、疫病によって苦しめられた都に、追い打ちを掛けるように大きな地震が起きますが、義経が、検非違使として昼夜をおかず都の立て直しに努めたため、やがて混乱は収まり、義経の都での評判はさらに高まっていく事になります。
そんなある日、弁慶達郎党や静が、地震で傷んだ家の修理や片付けを行っているところに、うつぼがお徳とともにやってきます。うつぼはボロボロな姿で、お徳に支えられてやっと歩けると言った様子。
家の入り口の階段で、静に介抱されているうつぼの元に、知らせを聞いた義経があわてて家の奥から駆けだしてきます。
お徳によると、うつぼは、流行病で寝込んでいた夫を地震で亡くし、京の都をさまよい歩いていたとのこと、うつぼの境遇が不憫すぎる。(Tー⊂)
屋敷に住むようにいう義経達の申し出を断って、独り立ちして商人を目指すといううつぼ。
そんなうつぼにお徳は、では商人の吉次の元で働いてはといい、義経達も賛同します。
義経と静が、吉次の元に行っても、いつでも会いに来て欲しいとうつぼに告げると、うつぼは「はい」と穏やかに答えるのでした。
8月、義経は法皇の元に呼び出され、混乱した都を納めた功績により、頼朝の命によって失った所領の変わりとして、伊予国を与えられ、伊予守に任ぜられます。
第四十三回「堀川夜討」
法皇によって、伊予国を与えられた義経でしたが、その伊予国にも頼朝が地頭をおき、義経の思い通りにならないようにされてしまいます。
さらに、かつて木曾義仲に味方した源行家(義経の叔父:大杉漣)が頻繁に屋敷に出入りするようになるなど、義経の反撃を危惧した北条時政によって、刺客として土佐坊昌俊(六平直政)が送り込まれてきます。
この時は、まだ義経は、伴に頼朝を討とうという行家の誘いを断っていたんですけどね。
弁慶は土佐坊昌俊と顔見知りで、懐かしく思い、滞在先の寺へ尋ねていきますが、何かよそよそしい様子に違和感を感じ、同じく異変を感じていた郎等達と用心するに越したことは無いと話し合いますが、義経には事の子細がわかるまで伏せておこうと申し合わせていました。
ある月夜の晩、静の部屋で、萌のことについて話す義経と静。義経は、庭を見渡せる場所に立ち、弁慶達が萌を監視したり何やら密かに動いていると、傍らに座っている静に話します。
静が、「何故、萌様を見張るようなことがございましょう」というと、「私にもわからない」と話す義経。二人とも純粋すぎ(^_^;、
弁慶達は、頼朝の御家人の土佐坊昌俊が都に現れたことで、やはり、頼朝の御家人の娘である萌のことを疑っていたのでした。
郎党達が自分に秘密で動いていることに心配な様子の義経に対し、「義経様、ご家来衆を責められませぬよう、これまで、隠し事無い主従ではございませぬか、それが、何も申し上げぬのです、よくよくの事だと存じます、必ずや、義経様の御為を思うて、隠しているのだと。」と笑顔で力付けるように言います。
その言葉に、思案するような顔で、ゆっくり縁側に歩み出た義経が、「私にも隠し事はあるのだ」と告白すると、静は、座ったままその表情をうかがうように首を傾げてのぞき込みます。
義経が、「私の目指す新しき国に、郎等達は夢を馳せている、心傾けている」と言うと、「その、新しき国とは」と問う静。
「他の領地を侵すことなく、今有る領地を肥やすことで、暮らしを立てられる国じゃ」と答える義経の言葉に、静は、「ならば、戦は起こりませぬな」と笑顔で喜びます。
その言葉に義経は頷くと、「起こらぬ、故に、親子兄弟、散り散りになることもない」」と少し微笑んで力強く答えます。
「あるときは土を耕し、あるときは海のものを捕り、春には芽生えを喜び、夏は日を浴び、秋は取り入れを祝い、冬は囲炉裏で親子兄弟暖を取る、そのようなささやかな日々を喜べる国が」と、夜空を見上げて遠くを見るような眼差しで語る義経の様子を、嬉しそうに優しい微笑みを浮かべて、頷きながら見つめる静。
しかし、義経の表情が次第に曇り、静の方を振り返って、「なれど、たやすく叶うものでは無い、そのことを言いもせず、従わせて良いものか、それは騙しているのでは無いかと」と辛い心情を吐露します。
その言葉に静は、「義経様がそのような事を口になされば、ご家来衆は嘆かれます、ご家来衆は唯々、義経様のお思いに、己の思いを重ねておられるのです。困難など、お覚悟の上だと存じます。」と、厳しく諭すような表情で訴えかけると、今度は優しく微笑んで、「主の思いは、御家来の思いなのです。そのような絆で結ばれているのだと、私は思うておりまする。」と言います。
義経は、静の言葉に顔をほころばせながら頷くと、あらためて決意するように庭の方を見つめるのでした。
夜も更け、静の部屋で、酒を飲む義経とそばで酌をする静の姿がありました。
「身内同士の諍いは、何故こうも胸を締め付けるものか、切ないものか」と嘆息するように言う義経にたいし、「多くをの事を望みすぎるからで御座いましょうか」と悲しそうな表情で同意する静。
それを聞いた義経は、静の顔を見つめると、「それ故、もはや望むことはやめた」と言います。
真意を推し量る様子で義経の顔をのぞき込む静に、「この世には我一人、身内などいなかったのだと思えば、少しは気が休まる」と言う義経。静はそんな義経を気遣うように見つめています。
さらに夜が更け、厚い雲が月の光を隠し始めると、その時を待っていたかのように義経の屋敷に近づく武装した侍の集団がありました。
屋敷の中では、郎等達が集まって、夜襲に備えて戦装束に身を包んだまま、胡座をかいて寝ていました。
見張りも無く、みんな寝てたらやられちゃうんじゃ(^_^;
夜襲の事など少しも考えていない義経も酒が回ったのか、肘掛けに寄りかかってウトウトと居眠りをしています。
この後、闘えるのか(^_^;
そんななか、屋敷の門の前に、土佐坊昌俊が率いる侍達が集合する。「狙うは、九郎判官殿のお命、者ども良いな」と気合いを入れる土佐防。屋敷の門の中に侵入すると、一気に家の中へなだれこもうとします。
その物音に気付いた、義経の郎党立ちは、立ち上がり家の外の様子をうかがいます。
静の部屋では、ウトウトしている義経の肩に、静が自分の着物をそっと掛けてあげている所でしたが、犬の吠える声を聞いた義経が、かっと目を見開くと、疾風のごとく家の入り口の方へ走り出します。
屋敷の庭では、郎等達と土佐坊達の戦いが始まっていました。
そこに刀を手にした義経が現れますが、その後ろから薙刀を持った静がついてきます。義経は、静に気付くと、「静は奥へ」と、隠れるように言いますが、それを聞かない静に、「ならぬ!」と強い口調で言います。
それでも、静はひるまず「義経様に狼藉はたらく者ならば、私の敵、なんとしても防ぎまする」と真剣な表情で訴える。
それを聞いた義経は、頷くと刀を抜いて敵に向かって斬りかかっていきます。
このシーンで、静御前は結局、薙刀を手に戦いを眺めているだけで、特典映像のインタビューでは、さとみちゃんが合戦のシーンとか大好きで、「静も実際に切ってみるかとか言われてて、でも、実際はワンカットくらいで終わっちゃって悲しかった。」と言っていました。その代わり、リハーサル中に切ったり切られたりして楽しんでいたそうです。(^_^;
白拍子の静御前がむちゃくちゃ強かったりしたら、それはそれで面白かったと思いますし、静御前の無双する姿も見てみたかったですね。もはや、違う物語になりそうですが。(^_^;
さて、義経と郎党達はさすがの強さで、互角以上の戦いを繰り広げますが、さすがに多勢に無勢、次第に追い詰められていきます。
その時、寺に土佐防の動向を探りに行って、行き違いになっていた弁慶と三郎が駆けつけ、また、源行家とその家来も加勢し、土佐防たちを撃退します。
源行家に、これが頼朝の仕打ちと突きつけられた義経は、一人月を見上げ苦悩するのでした。
後日、土佐防を処刑し、頼朝と戦う決意した義経は、法皇に対し、頼朝追討の院宣を下さるようにと願い出ます。
法皇は、求め通り、義経と行家に対し、頼朝追討の院宣をくだしますが、それは、すぐに頼朝の元にも伝わり、頼朝は自ら兵を率いて鎌倉から出陣することになります。
商人の吉次から、頼朝の軍はおよそ十万と聞いた義経主従は驚愕しますが、平泉の藤原秀衡を頼りなさいという吉次の言葉に義経は、此度の戦いは、頼朝と自分のそれぞれの新しき国への思いを懸けた抜き差しならぬ戦いであるとして受け入れません。
夕暮れ時、館の縁側に座り考え込む義経。弁慶から、何か躊躇いがあるのではと聞かれ、都を戦場にしなければならないことだと答えます。
それを、聞いていた静が驚き、「都で向かい打たねばならないので御座いますか」と問いかけると、「うん」と答える義経。その言葉に静は沈んだ顔で俯きます。
多勢に対し、小勢であたるには狭き所に誘い込むのが肝心という弁慶に、その狭き所が都と呟く静。
義経は、都で戦をするとなれば、都を焼くことになるかも知れない、そうなれば多くの民が家を失うことになる、恩のある、お徳や吉次たち、静の母親など多くの方々もと苦悩する。
静は、そんな義経を、悲しげな表情で見つめるしかありませんでした。
ほどなくして、唯一の見方である源行家が訪ねてきて、近隣の侍たちがみな頼朝を恐れて動かないと報告する。
それを聞いて、愕然とする義経主従たち。義経はしばらく一人で思案したいと言って、部屋を出てきます。
館の縁側に座り、静の笛の音を聞きながら思案する義経。演奏が終わると同時に何かを決意したように立ち上がり、郎党達を呼びます。
郎党たちと静を前に、一旦都を去ると告げる義経。驚く郎等達に、都を戦場にして焼くわけにはいかぬと理由を話すと、弁慶が「殿の御意のままに、我らいずこになりとも付き従いまする」と言い、他の郎等達も声を揃えて同意し、静も義経を見つめて力強くうなづきます。
都は、既に冬、義経は遂に新たな旅立ちを決意したのでした。
ストーリーはここまでですが、実はこの回、さとみちゃんの演技が変わったなと思いました。これまで、なんとなくたどたどしい感じに聞こえたセリフが、ピッタリと静御前の言葉としてはまっているというか、表情や言動に自然さが備わってきて、まさしく、女優、石原さとみの成長が感じられた回でした。