映画

貞子3D on “Personal 3D Viewer” HMZ-T2

サトミノミクス発動!ということで、Sonyのヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” HMZ-T2を買っちゃいました。

どこが、さとみちゃんに関係あるの?と思った方、 (* ̄ー ̄)”b” チッチッチッ 甘ーい

あるじゃないですか、「Personal 3D Viewer」で見るのにうってつけの作品が、そう、さとみちゃん主演の映画「貞子3D」を、3Dで見ようという事なんです。( ̄ー ̄)b

「貞子3D」の2Dバージョンはアクトビラのオンデマンド配信とブルーレイで既に4回程見ているのですが、やはり、どうしても3Dで見てみたいということでプロジェクターなどいろいろと探していたんですが、3Dの見られるプロジェクターはさすがに高いのと一人で見られれば十分ということでHMZ-T2を購入しました。

Amazonから購入したHMZ-T2が届き、早速、装着開始。Amazonのレビューにもありましたが、ピントのピッタリ合う取り付け位置にきちんと取り付けるまでが一苦労でした。

試行錯誤の末、何とか納得のいく位置に装着でき、いよいよ貞子3Dのブルーレイディスクを再生、おお、冒頭の貞子の井戸の奥行き感が半端ない、貞子3Dのロゴや髪の毛が浮き出して見える!当たり前ですが(^_^;

スクリーンの大きさは私の感覚的には映画館の真ん中よりちょっと後ろの、スクリーン全体が見渡せる位置に座った時ぐらいの大きさと感じました。(アバウトだな(^_^;)

ここからネタバレ有りの感想です。(初見での感想も織り交ぜています。)

まずは、あらすじから。

主人公の鮎川茜(石原さとみ)が教鞭を執る女子校で教え子の典子が自殺した。自殺の原因はネットで最近噂になっている見ると必ず死ぬ、「呪いの動画」が関係しているらしいことを知った茜は、不安に思いながらもその動画について調べていた。

ある日、自殺した典子の友人の理沙がパソコンのモニターから出てきた長い髪の女に襲われているところに遭遇した茜は、恐怖心を抱きながらも無意識に生まれ持った念動力を発動して長い髪の女を撃退する。長い髪の女は「お前だ」という謎の言葉を残して姿を消す。

茜は恋人の安藤孝則(瀬戸康史)の同僚の榎木(染谷将太)から、「呪いの動画」はだれか人を探していて動画を見た人は最後に「お前じゃ無い」という言葉を聞いているという話を聞く。それを聞いて長い髪の女が最後に言った、「お前だ」の一言を思い出した茜は、動画が探しているのは自分ではないかと思い孝則に危害が及ぶのを恐れて私から離れてと言う。しかし、孝則はどんな悪いことが起こってもずっと茜といっしょにいると言って茜を安心させる。

ところが、自宅のパソコンに長い髪の女が現れ茜と孝則に襲いかかる。茜が念動力で再度撃退し、孝則と一緒に部屋から逃げ出したものの、長い髪の女は街の至る所にある液晶ディスプレイから現れて追ってくる。街中を逃げ回るうちに宣伝用のモニターカーの画面から現れた巨大な長い髪の女によって孝則がさらわれてしまう。

孝則を助けることを決意した茜は、「呪いの動画」に関わる一連の自殺の謎を追っていた刑事の小磯(田山涼成)とともに、「呪いの動画」に関わった 柏田清司(山本裕典)が目論んでいた、「S」の復活に関係する井戸のある郊外の廃墟に向かうのであった。

--あらすじここまで

ちなみに茜の力が念動力であるというのは私の勝手な想像で、本当の所はわかりません。

映画の感想ですが、街中の至る所に有る液晶ディスプレイから次々と貞子が現れるというアイデアは現代風で面白かったです。

廃墟で繰り広げられる茜とクリーチャー貞子※の戦いも、緊迫感と緊張感があり最後まで目が離せませんでした。

※この映画では貞子の復活を目論む柏田によって貞子の依り代にすべく大勢の女性が誘拐され、生きたまま井戸に投げ入れられており、その女性達の怨念が姿形を変化させ異形の怪物となっています。その姿は、股関節から通常とは逆向きに生える長い足(カマドウマみたいな)に、顔は半分腐りかけでむき出した歯、そぎ落ちた鼻腔のみの鼻に、眼球の無い目という醜悪な生き物になっています。(都合により衣服は身につけていますが。(^_^;)

この廃墟でクリーチャー貞子に追われてロッカーに隠れるさとみちゃんの表情がアップで映るんですが、本当に恐怖に震えているという感じで、実際には何も無いであろう状態で想像だけであれだけの演技ができるのはすごいなと思いました。

また、茜が後ろから襲いかかるクリーチャー貞子を察知して一激で撃退するシーンは本当にかっこいいです。さとみちゃんこういうアクションも似合いますね、今度はワイヤーアクションでの格闘シーン盛りだくさんのアクション映画に出演するさとみちゃんが見てみたくなりました。

貞子3Dの続編はキャスト一新とのことですが考え直していただいて、再度さとみちゃん主演で念動力を思いのままに操れるようになった茜と貞子の超能力バトルなんてどうでしょうか。角川さん。( ̄ー ̄)bもちろん3Dで。

しかし、この作品、Yahoo映画のユーザーレビューでは評判がすこぶる悪かったんですよね、どうもこれまでの「リング」や「らせん」といった貞子シリーズと今回の貞子はイメージがあまりにも違って、こんなの貞子じゃないという意見が多かったです。

でも、シリーズを全く知らない私はとても面白かったです。突っ込みどころは満載ですが、それも楽しみの一つだと思います。ちなみにネットでは評判の悪い貞子3Dですが、最終的に興行収入15億円の大ヒットで主に中高生にうけていたようです。(私の感性は中高生なみか(^_^;)

まあ、この映画はホラーとしてはあまり怖くなく、突然の大きな音や飛び出してくる腕などで驚かすというお化け屋敷的な演出で恐怖心を煽るというものですので、じわじわと背筋の凍るような恐怖を味わいたい向きには合わなかったのでしょう。しかし、私の様にホラーの苦手なへたれには程よい恐怖感でした。

3D映画は家電メーカーの思惑もあり一時ブームとなっていましたが、制作費が膨大なため特に邦画では下火になっていました。そんな中お化け屋敷映画、アトラクションムービーという撮り方は3D映画の新しい方向性として有りかなと思いました。

さて、HMZ-T2についですが、3Dの見え方は基本的にはNintendo3DSに近く、奥行きのある箱の中をのぞき込んでいる感じです。(箱の大きさが段違いの巨大な箱ですが。)もちろん画面の細かさ、表現力は圧倒的にHMZ-T2が上です。さらに3DSと違いHMZ-T2で見ると貞子の手も目の前まで迫ってきますし、大量の割れたガラスの破片やクリーチャー貞子の分裂した蛾の大群はまさにこちら側に飛び出してくるという感じで迫力があります。井戸の中からクリーチャー貞子が這い出してきてこちら側に飛びかかってくるシーンでは、何度も見てわかっていたのに思わずビクッとしてしまいましたよ。(^_^;

他には井戸の中に女性が落ちてくるシーンは、2Dで見るのに比べて格段に怖かったです。特に終盤の貞子自身が井戸に投げ落とされた所(回想シーン)で、徐々にこちらに近づいてきてアップになる顔が不気味で怖かったですね。

結論、貞子3Dは3Dで見るべし!( ̄ー ̄)b

なお、貞子3Dは、4/28(日)19:00からBSの日本映画専門チャンネルで3Dバージョンが放送されるとの事ですので、まだの方は是非、3D環境を整えて視聴してみてください。

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