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フジテレビ月9ドラマ「失恋ショコラティエ」第1話 感想

「失恋ショコラティエ」第1話見ました。のっけからボネールでチョコレートを口にする小動爽太の顔をのぞき込む紗絵子の上目遣いの表情にやられました。

さとみちゃんの”萌え袖”&”絶対領域”(雑誌「セブンティーン」でさとみちゃん自身が言及してました。)の破壊力は半端ないですね。爽太の妄想シーンでの紗絵子は、さながら、さとみんワールド全開。このドラマは、さとみちゃん演じる紗絵子の可愛さと小悪魔な言動に萌えるドラマだと確信しました。

もちろん、紗絵子に振り回される爽太のドタバタコメディーぶりも面白かったです。松本くんの演じる爽太は、爽太の正負の正の部分が凄く似合いますね。紗絵子を想ってショコラティエになることを決意したことを語るモノローグのシーンは格好よかったです。

ドラマの内容は、思った以上に原作通りで、そこに物語を補足するような映像を入れるといった感じでしたね。

以下、ネタバレ有りの感想を書きたいと思いますが、まずは、第1話と言うことで、キャストの紹介から、

(敬称略)
小動爽太 松本潤
高橋紗絵子 石原さとみ
井上薫子 水川あさみ
加藤エレナ 水原希子 
オリヴィエ・トルレイエ 溝端淳平
小動まつり 有森架純

さて、ここから、第1話で印象に残ったシーンを上げつつ感想を書いていきたいと思います。

まず、なんといっても、高校生の紗絵子、久しぶりのブレザー姿のさとみちゃんですが、ニーソにプリーツスカートのさとみちゃんの絶対領域は至高ですな。イイモノミラレマシタ(-▽- )

爽太と紗絵子がバレンタインの予定について話すシーンで、さとみちゃんの声がちょっとかすれたようだったのは、舞台「ピグマリオン」の千穐楽の翌日から撮影に入ったという、超ハードなスケジュールの為、舞台での喉のダメージが回復していなかったせいかなと思いました。

爽太の回想の中で、いろんなチョコレートをほおばる紗絵子のシーンもいろんな髪型や表情のさとみちゃんが見られて良かったです。

妖精姿の紗絵子は、小さくてよく見えませんでしたが、これはBlu-Rayとかが発売されたときのメイキングに期待ですね。

爽太がショコラティエを志した理由を語るモノローグの場面(バレンタインチョコ作成時)では、動機は不純なのに純粋な想いが感じられて、紗絵子に振られてもめげずにフランスに修行に行く事といい、最初のころの爽太は結構格好いい男なんですよね。妄想を除いては。(^_^;

例えば、爽太のボネールでのテンパリングのシーン。格好いいんですが、フラッシュバックする紗絵子の「ベッドでシーツ1枚」のみだらな妄想シーンが台無しにしてます。(^_^;

この妄想シーンで、紗絵子がチョコレートを飲んだ後、唇を舐めるところと、その後の、ベッドにシーツ1枚で腹ばいになって「セボン」は、すごく官能的な場面でした。(*゚∀゚)=3

爽太と再開して、また会う約束をした後、帰り際に紗絵子がスカートの後ろをバッグで隠すところは、スペシャルドラマ「恋」でも同じようなシチュエーションがありましたが、女の子の恥じらいを感じさせて、グッときますね。その後の爽太の「はぁはぁ」と、恍惚とした表情には爆笑です。

紗絵子から、「ちゃんと会って話したいことが有る」と言われて、爽太がうきうきしながら紗絵子と喫茶店で会った際、爽太のモノローグで「もしかすると神様が、行くべき道へそっと門を開けてくれたのかも知れない」と語られるのですが、この後、ウェディングケーキの試食会で紗絵子が爽太の家を訪れた時、爽太に吉岡と結婚する理由を聞かれた紗絵子が、「神様がそっと門を開いて、こっちだよって教えてくれたんじゃ無いかな」と同じ様なことを言うのを聞いて、凄い皮肉な状況で切なくなりました。

紗絵子に来月結婚すると聞かされた爽太が見せる、内心の驚きを隠して平静な表情を保ち続けるという演技は凄く難しかったと思うのですが、松本くんの表現力はさすがでしたね。そして、この場面での、紗絵子の手を合わせて「お願い」と小首をかしげる仕草には、こういう風にお願いされたら男は断れないよなあ、と思いました。

紗絵子がウェディングケーキの試食会で爽太の家を訪れた際の、爽太が紗絵子をソファーに押し倒して攻略しちゃう妄想シーンは、恐らくさとみちゃん史上、最も過激なラブシーンではないでしょうか、「私、攻略されちゃうの」のセリフもそうですが、キスの仕方がこれまでに無いくらい濃厚で、膝を持ち上げて爽太の足を挟み込むように動かすところはかなり扇情的で、こんな演技もするんだと思いました。(リードは松本くんとは思いますが)

もっとも、このシーンの超ミニスカからして、さとみんファン垂涎もののお宝場面でしたが。(*゚∀゚)=3

結婚式での爽太の啖呵は、小気味よく妄想でなかったら格好よかったのに、まあ、紗絵子をそこまで貶めて、それでも好きという爽太の心情は理解しがたいけど、熱いものを感じるわけで、月9の主人公としては最低ですが、男としては応援したいとそう思わせてくれます。

以上が第1話で私が印象に残ったシーン(ほぼ、妄想シーン)ですが、ここで、紗絵子と爽太について原作を読んで私が感じたことを書いておきたいと思います。

※原作での先の展開にもちょっと触れていますのでご注意ください

爽太と紗絵子がバレンタインの予定について話すシーンで、結局、紗絵子は爽太にキスさせませんでしたが、その理由は、元彼とよりが戻っていたからで、少なくとも元彼とよりが戻った後の紗絵子は、爽太とデートはしていたけれど、Hはおろかキスもしていないんですよね。(唯一のキスはクリスマスイブで元彼とよりが戻る前)そこは、紗絵子なりの誠実さを垣間見ることが出来ました。

高校時代も、次から次へと学年一のイケメンに乗り換えていたということですが、同時に二人以上と付き合っていた(紗絵子曰くHした)ということは無かったみたいですし、爽太からチョコレートをもらったときに、「二股でもいい」と言われても、拒否しています。

批判されることが多い紗絵子の行動ですが、彼女なりの倫理観はあり、こう考えるとそれ程悪いことをしているわけでは無い気がしました。

じゃあ、爽太はなんなのかということになると、「爽太くんいい人だし、優しいし、話も合って楽しいし」と言うセリフが全てで、この時点では恋愛相手としてはまったく眼中に入ってなかったわけです。

それが、フランスで修行しショコラティエとして地位も名声も得て男らしくなった爽太を見て、初めて恋愛対象の男として意識した、紗絵子のスコープに入ったということかなと思いました。

紗絵子にとって、狙った獲物は取りあえず全て仕留めないと気が済まないわけです。結婚式の打ち合わせで、爽太の家を訪れた時は、後でわかりますが、完全に爽太を誘っていたわけで、そのため、超ミニスカで誘惑してみたと。この時、爽太が押し倒していれば、たぶん紗絵子はあっさり吉岡(旦那)を捨てて爽太に走ったのでは無いでしょうか。

それこそ、性悪女と言われそうですが、あとの夫のDVや爽太との不倫関係を考えるとその方が正解だったと思うんですよね。爽太の「時じゃ無い」は、実際は、この時が普通に幸せになる最後のチャンスだったんです。紗絵子の結婚前が。

一方、爽太は、真っ直ぐなのか曲がってるかよく分からない人物です。紗絵子に対しては一途に思い続けていて、(通常感覚の)二股掛けられてても、他の男と結婚しても、開店準備で忙しいなか結婚式のデザートやウェディングケーキを頼まれても、全てを許してしまう。こんな男いないよ、紗絵子は幸せすぎる、この性悪女許せない。と女性なら思うのでしょうね。

でも、妄想から分かるとおり、その欲望は独善的で、最終的には、結婚を破綻させても紗絵子を振り向かせると決意しているわけで、爽太も、十分性悪だなと思う訳です。

そんな二人の禁断の恋愛模様を、「恋愛のチェス」と評した人が居ましたが、まさに差しつ差されつで、相手の気をどう魅くか、お互いが仕掛け合うんですが、やっぱり紗絵子が一枚上手なんですよね。

「失恋ショコラティエ」第1話は、波乱の幕開けにすぎません。これからの爽太と紗絵子の恋の駆け引き(不倫だけど)が見所ですね。そして、爽太の妄想シーンには、大いに期待しております、スタッフさん。(* ̄_ ̄)b

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