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フジテレビ月9ドラマ「失恋ショコラティエ」第2話 感想

「失恋ショコラティエ」第2話視聴しました。なんというか、さらに妄想がパワーアップして面白くなっていました。

では、ネタバレ有りの感想を書いていきます。

冒頭、教会で祈る爽太(松本潤)の前に現れた白オリヴィエ(溝端淳平)の、「爽太が欲しいのは、金の紗絵子、銀の紗絵子、チョコレートの紗絵子」と聞いた時の爽太の妄想で、チョコレート風呂に入る紗絵子(石原さとみ)キターー━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━(  ゚)ノ━ヽ(  )ノ━ヽ(゚  )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!

紗絵子が、チョコを食べた後、唇を舐める仕草が艶めかしい感じで、その後の誘うように微笑む表情も良かったです。

ここで、爽太の言う「普通の紗絵子さん」の説明がひどすぎて、笑ってしまいました。ホントに何で爽太は紗絵子の事が好きなのかわからないんですけど、いや、さとみちゃんにならドンだけ振り回されてもいいというのは、分かるんですけどね。(^_^;

場面が変わり、「choco la vie(ショコ・ラ・ヴィ)」の開店初日、紗絵子が来るのを今か今かと待ち続ける爽太の元に、紗絵子がやってきて、いきなりハグの後、恋人同士の様にキスをして、それを周りのお客さん、オリヴィエ、まつり(有村架純)、はては薫子(水川あさみ)まで笑顔で拍手し、祝福するという謎な展開、と思ったらやはり妄想でした。

洗濯機の故障の話から、また妄想が始まり、エプロン(ハート型)姿の紗絵子が「お風呂沸いたよ、一緒に入ろう」って、さとみちゃんに何を言わせてるんですか!(もっとやれ)

そして、大好きなチョコレートに囲まれてテンションMAXな紗絵子の、「私のベッドここに持ち込んでもいい?、ここで暮らすぅ、毎日ここで寝起きするぅー」の一連の言動にブチキレた薫子が紗絵子の胸ぐらを掴んで「バカじゃ無いの、バカじゃ無いの」と連続ビンタを食らわせる、という想像をして拳を握りしめる場面は、紗絵子の唖然とした表情の面白さも相まって爆笑しました。

ショーケースをのぞき込んだ後の紗絵子の、「ガトーショコラとマカロンの合わせ技なんて、卑怯だよ、ぷんぷん」と、指でツンツンするような仕草をするところは、すごく可愛くて、爽太といっしょにズキュンと胸に矢が刺さりました。(*´∀`*)

ここら辺の、妄想と現実の交錯する登場人物たちのやりとりはとてもテンポ良く面白かったですね。

ところで、紗絵子が、「choco la vie(ショコ・ラ・ヴィ)」が開店したら、一番に行くと言っていたのに午後になってから訪れたのは、やはりワザとでしょうね。遅れた言い訳の洗濯機の故障は、実際には壊れていなかったんだと思うんです。いわゆる焦らし作戦なのかなと。

この時から、すでに二人の「恋愛のチェス」は、始まっていたんですね。

さて、夢で黒オリヴィエに、「君は、もっと○○にならなければならない」と言われた爽太は、次に紗絵子が「choco la vie(ショコ・ラ・ヴィ)」を訪れた時、よそよそしい態度を取ることで、紗絵子の気を引こうとします。この作戦はまんまとあたり、爽太に相手にされずに一人佇む紗絵子の寂しい表情がそのことを如実に物語っていました。

そして、紗絵子らしい次の一手として、傘をワザと置き忘れるという行動を取るわけですが、薫子が先に気付いて紗絵子に渡そうとします。

原作を読んでいたので、この、薫子に対する静かな怒りの表情を、さとみちゃんがどのように演じるのか、凄い注意して見ていたのですが、笑顔で振り返ってからの目線の一瞬の揺らぎと、口元の微妙な動きで失望を表現していて、そう来たかと思いました。

その後の、薫子の何かを感じ取った様な表情が、この後の波乱を予感させます。

紗絵子ともっと話したかったよねと聞く薫子に、「気持ちは見せなきゃいけないけど、なめられたらダメだから」と、これまでとは打って変わっての黒モードで答える爽太。人格変わりすぎ。紗絵子を落とすために、爽太は心の中の黒オリヴィエに従って、「もっと悪い男になる」決意をしたのでした。

しかーし、恋愛百戦錬磨の紗絵子は、爽太にキツーいお仕置きで仕返してきます、有名チョコレート専門店の「RICDOR(リクドー)」の紙袋を持って、爽太の店に現れた紗絵子は、「(RICDORの)限定ボックスがどうしても欲しくて朝7時から並んじゃいました」とか、「ショコラティエの六道(佐藤隆太)さんが、めちゃくちゃ男前で、すっごいかっこよかった」だの言ったあとに、トドメの「やっぱりショコラが最高に美味しかったの、私、本物に出会っちゃったかも」と、爽太にとって、もっともショックな言葉を残して嵐のように去って行きます。

紗絵子が帰った後、ショックで嘔吐する爽太、悪ぶっても以外と繊細です。そんな爽太に薫子が、「これまでだって紗絵子に男は居たし、今は旦那だっているのに、いまさら本気で六道に嫉妬してるの」と聞くと、爽太は「チョコレートは別だよ」と答えるのですが、それが結婚してしまった、もう手の届かない紗絵子との唯一の繋がりだからなんでしょうね。

オリヴィエの「爽太が紗絵子を好きになって、この店が生まれたんだから、それは凄く価値のあることだと思わない?だから僕は爽太の恋を認める」と言う言葉に、誰かを好きになって、その人のために努力して、その恋が成就しなくてもその努力の結果は残るわけで、それは素敵なことなんだと思いました。

そんな、傷心の爽太のもとに紗絵子から、「休みの日に遊びに行ったりできる日ある」と、またまた小悪魔なメールが届きます。「誘ってる?」と、きょどる爽太が返信メールを打つ際、心の声の「こんばんわ」のイントネーションが、鼻の下伸びてる感が声に出ていて可笑しかったです。

そして、悶々したまま仕事をする爽太の元に、紗絵子がやってきて、「爽太くん、今、付き合ってる人とか居る?」と、上目遣いで意味ありげに聞いてきて、「これはもしかして誘ってる?」と、またまた、混乱する爽太に紗絵子が「友達に爽太のことを紹介して欲しいと頼まれた」と告げます。

ギャーこれは残酷すぎるー、爽太の気持ちに気付いていて仕掛けたとしたら、まさしく紗絵子は性悪な女と言われてもしかたないですね。でも、紗絵子は今のところ爽太の気持ちには気付いていないわけで、天然系小悪魔のちょっとした駆け引きで、本当に友達に紹介するつもりはなく、探りを入れてきたと見るのが正解なんでしょうね

結婚している紗絵子が爽太との関係をどうしたいのかは、今のところ、よく分からないですが、友達に別の店のチョコレートを勧められたときに、「浮気できないよ」とつぶやく所とか、爽太に対する気持ちがちょっとだけ垣間見える場面もありました。

自分からは与えることができないのに、一方的に爽太に自分だけ見ていて欲しいと思う気持ちは、スペシャルドラマ「恋」の感想でも述べた、「恋」そのものと言えるかもしれません。

さて、紗絵子のそんな気持ちに気付かない爽太は、「RICDOR(リクドー)」で出会ったモデルのエレナ(水原希子)と仲良くなって彼女の家に行きます。そこで、「Hする?」という、彼女の誘いを一旦は断るのですが、夢の中で紗絵子にそのことを逆に批難され、エレナと体の関係を結んでしまいます。

その時、「紗絵子さんが、ふらっと店に現れて、何の変化も成長もしていない俺を見たら、『爽太くんて全然変わってないんだね』と俺は心底がっかりされて今度こそ終わりになるんじゃないか、追っかけてばっかいる男じゃ無く、追わせる男にならなきゃ、俺はもっと悪い男にならなきゃいけないんだ」と考えますが、凄く間違った方向に前向きというか、普通に爽太がショコラティエとして成長した姿を紗絵子はまぶしく感じているのに、爽太が気付かないのが何とももどかしい思いがします

それも、紗絵子の思わせぶりな態度がすべて悪いとも言えるかも知れませんが。

あ、関係ないですが、「RICDOR(リクドー)」のパーティーで、オリブィエがフランス語で会話するシーンがありますが、そう言えば、フランス人とのハーフだったと思い出しました。(^_^;

オリヴィエのフランス人(とのハーフ)と重度のアニメオタクという設定は、このドラマでは殆どいかされていないような気がしますね。

これまでは、薫子の気持ちを面白がっていじっていたオリヴィエが、エレナとHしたことを薫子さんには言うなと注意する場面は、薫子への思い遣りが感じられて、まつりへの片思いがオリヴィエを変えたのかなと思いました。

ラストのメールを見て嬉しそうに微笑む紗絵子と、「ショコラであなたを呼び寄せるしか無い」と思う爽太の対象的なシーンが切ないですね。

第2話放送終了後の失恋じゃんけんがさとみちゃんで、私は完全に油断していて対戦できませんでしたが、さとみちゃんはグーを出していました。そういえば、めざましじゃんけんでもグーでしたよね。最終回までにもう一回さとみちゃんのじゃんけんが有ると思いますが、次は勝負してみたいと思います。勝てるかな。(^_^;

来週は、笑っていいとものテレフォンショッキングにさとみちゃんが出演し、第3話の直前のネプリーグ2時間スペシャルにも「失恋ショコラティエ」チームが参戦するとのことでこちらも楽しみですね。ネプリーグの予告で流れたさとみちゃんの「さとみマン頑張るぞ」が可愛かったので、期待大です。

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